DRADITION - Ascending Current 2008 上昇気龍 3
2008/11/9 @大阪府立体育会館 第二競技場
無我から西村修や後藤達俊らが離脱したことで魅力減だったんですが、いつものように 某後輩 からのオファーでひさびさに参戦。いつのまにか無我から DRADITION に改名されてました。
シリーズ開幕戦だったんですが、府立第二だとやっぱりマイナーなイメージが。でも、今回は金券ショップで最前列のチケットを偶然見つけ、なんとなく期待感アップ。
いつものように雑感を。結果は こちら をどうぞ。
南野タケシ&梶原慧 vs 大原はじめ&黒影
大原の袴はプロレスのコスチュームとしては目新しくて良いが、そこにかわいらしいパッチで台無し。試合スタイルも格下の梶原をおちょくるような感じで、どうも好きになれない。
【3 WAY マッチ】 菊タロー vs 男盛 vs 堀口ひろみ
堀口はなかなかのイケメン。菊タローはおなじみの盛り上げトーク。そしてアレクサンダー大塚が男盛に改名してて、ダンディーな紫のガウンの下には地下足袋と褌!
男盛は攻撃を受けると M であることを押し隠すような悶絶リアクション。おもろ過ぎ!
あきれた菊タローが無効試合に。そして呼び込んだのが、食いしん坊仮面‥‥じゃなくてえべっさん! 菊タローの提案でタッグ・マッチに変更。
菊タロー&えべっさん vs 男盛&堀口ひろみ
菊タローとえべっさんが絶妙のコンビネーションを見せるも、やっぱり視線は男盛に。尻と局部を多用した攻撃は男色ディーノとはまた違った味わい。最後は男盛がもろ出しで負け。スゴい!
ヒロ斉藤&アミーゴ鈴木 vs 青柳政司&アステカ
なんだか普通なタッグ戦。目の前でヒロのダイビング・セントーンが出るとうれしい。
ここで休憩。
エル・ブレイザー vs ペケーニョ・ダミアン 666
顔面に奇怪なペイントを施したダミアンは元気いっぱいのルチャ戦士。対するブレイザーは無気力キャラ。ダミアンの筋肉バスターやブレイザーのデジャヴは圧巻だったが、まったくスウィングせず。ブレイザーはあかんね。
藤波辰爾&吉江豊&関本大介 vs 嵐&長井満也&ベアー福田
関本が良い! 身体もがんばって作ってることがわかるし、なにより目が大きいので得してる。表情から痛みが伝わる。
逆に長井は‥‥無理してるなぁ。悪ぶっても良い人ぶりがにじみ出てると云うか、真面目なんやろね。
藤波が嵐をコブラツイストで捕らえ、カットに入った福田を関本が、長井を吉江がアルゼンチンバックブリーカーでそれぞれ捕縛した場面がハイライト。最後は藤波が嵐に 4 の字固めを決めてギブアップ勝ち。藤波のドラゴンリングインは今回もお預け。
試合終了後、藤波のテーマ曲“ドラゴンスープレックス”に合わせて「ドーラーゴン」コールしてると、負けた長井がこっちに迫ってきて、胸ぐら捕まれて「お前、声でけえんだよ!」と怒鳴られてビックリ!
ここでリング調整。(おそらく立会人の藤波待ち)
【NWA インターナショナル・ジュニアヘビー級王座決定戦】
ウルティモ・ドラゴン vs スペル・デルフィン
藤波も巻いたベルトを賭けてのタイトル戦。デルフィンはスッと入場したが、ウルティモは観客とハイタッチしながらリングを 1 周してリングイン。好感度抜群。
大技を狙うデルフィンに対し、ウルティモはジャベ(メキシコ流のグランド技)で応酬。ひさびさに見たラ・マヒストラルに感激。最後はデルフィンがジャーマンスープレックスホールドで 3 カウントを奪うも、やや唐突な印象。
個々の試合ではそれぞれ見所があったりなかったり、興行としては思ってた以上にたのしめました。とくに男盛や関本は当たりでした。負けはしましたが、ストイックなウルティモも良かったです。
ただ、団体としての色付け・方向性は希薄になって、普通のインディー団体になってしまったように思います。西村がいた頃の、《無我》だった頃の、レスリングへのこだわり、昭和プロレスへのこだわりはまったく欠落しています。その失ったものが、他団体の関本に感じられたのがなんとも皮肉でした。
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