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ゆるりふたり こごろう・花丸の旅館落語会

2008/11/10 @あい粂旅館

  • こごろう・花丸 《対談:まずはごあいさつ》
  • 桂佐ん吉 「道具屋」
  • 林家花丸 「まんじゅうこわい」
  • 桂こごろう 「貧乏神」 (作:小佐田定雄)

※ 1


 あい粂旅館で以前に開催された旅ネタ特集の会 『慰安旅行』 の打ち上げで、こごろうさんと花丸さんが「またここで演りたいなぁ」ってな話をしてたことから二人会の話が持ち上がったそう。で、その会を主催されてたさかいひろこさんがプロデュースすることになったみたいです。4 か月に 1 回のペースでゆるりとつづけるそうな。
 予約時は 50 名限定とされてましたが、60 人くらい入ってたような感じでした。


 まずはこごろうと花丸とでごあいさつ代わりに対談コーナー。佐ん吉がふたりにお茶を出して《ゆるり》を演出するも、第 1 回と云うことでか、しゃべりはやや緊張気味。
 トークのテーマは観客からもらうつもりだが、この日はスタッフが用意したテーマで「スゴかった旅行先」「最近どう?」「三十路」についてグダグダと。花丸が入門当時、師匠の勧めで年齢を若めにサバ読んでたエピソードなんかも。

 落語は佐ん吉が露払い。先輩を「トークが上手い」と持ち上げてから「冗談はこれぐらいにして」と落として「道具屋」を。繰れまくりでテンポも良く、ほんわかおもしろい。首が抜ける雛人形に落語をさせるのもさることながら、ボラがそうめん食ぅてる掛け軸を客が手に取って「谷文晁はこんな絵は描かんな。それに《たにぶんちょう》とひらがなで書いたぁる」には笑った。

 花丸はお好み焼き論に始まって、たこ焼きやうどんに対するこだわりを熱く語る。食べ物の好きずきのマクラから「まんじゅうこわい」へ。寄った男連中のそれぞれにキャラが設定されてるあたりが花丸らしく、なかでも水晶玉占いに凝ってる男がおもしろい。怪談のくだりも入る長尺版をたっぷりと。

 こごろうは清原和博の引退試合に自分自身の高座を重ね合わせる。日本のいろんな神様について振ってから「貧乏神」を。女房に逃げられた放蕩男に甲斐甲斐しく仕える貧乏神が、仕事をしない男に嘆き、男に友達と云われて喜び、自分の金を使い込まれて失望する、そんな心の変化を丁寧に描く。


 こごろうさんも花丸さんもたっぷりの高座で、トークもなかなかおもしろかったですし、満足度の高い会でした。おふたりのほんわかムードが《ゆるり》と云う言葉にぴったりです。
 できれば隔月くらいのペースで開催してもらいたいですが、会場都合なんかもあって難しいのかもしれませんね。

 次回は来年 3 月頃の予定です。

さかいひろこ works

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