« 島之内寄席 十一月席 | トップページ | 生喬まるかじりの会 »

笑福亭三喬独演会

2008/11/2 @兵庫県立芸術文化センター 中ホール

  • 笑福亭喬介 「寄合酒」
  • 笑福亭三喬 「崇徳院」
  • 笑福亭三喬 「我家のアルバム」~「家見舞い」
    ―― 中入り ――
  • 海老一鈴娘 《太神楽》
  • 笑福亭三喬 「悋気の独楽」

※ 第 9 回


 大阪厚生年金会館(芸術ホール)で開催されていた三喬さんの独演会が、三喬さんのお膝元である西宮の兵庫県立芸術文化センター(中ホール)に会場を移して開催。ハイソな会場にいっぱいの大入りです。


 開口一番の喬介は「寄合酒」を丁寧に。全体に三喬テイストを残しつつ、朴訥とした語り口でほのぼのとした雰囲気に。

 三喬の 1 席目は「崇徳院」。実際に崇徳院の歌をきっかけに結婚された方のエピソードを紹介してから本編へ。三喬流にブラッシュアップされており、クスグリも無理のない範囲でふくらませる程度に。サゲも鏡が割れる寸前で止めて「割れても末に‥‥」と、これも上手い締め方。

 一旦下がってお囃子でつないでもらいつつ、あらためて三喬が登場しての 2 席目は「我家のアルバム」から。小金持ちの街・西宮では「坊さんが屁をこいた」も「坊さんが本読んだ」になるってな話や、尼崎に横文字は似合わないってな話から、娘の大学進学や自身の噺家入門前夜などを、たっぷりの笑いを交えて。息子は反抗期でも云うことがいちいちおもろいところはさすが。
 三喬の「家見舞い」は東京の型だそう。タダでもらった肥つぼを新築祝いの水つぼ代わりに持っていく。当時の大阪の水事情をマクラに入れることで、短い噺も立体的に。

 中入りのあと鈴娘の太神楽を挟み、三喬の 3 席目「悋気の独楽」は、丁稚のかわいらしさもさることながら、御寮人と女衆のお竹とのやり取りも抜群。「崇徳院」の高津神社での一節を引いてきて、それを旦那と御寮人の馴れ初めにしてしまったのには感服。サゲも「心棒(辛抱)が欠けております」と、よりわかりやすく。


 三喬さんのニンとやわらかいネタのチョイスで全体にほんわかした雰囲気で笑いも多く、充実の 3 席に大満足でした。

|

« 島之内寄席 十一月席 | トップページ | 生喬まるかじりの会 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/24187/42987857

この記事へのトラックバック一覧です: 笑福亭三喬独演会:

« 島之内寄席 十一月席 | トップページ | 生喬まるかじりの会 »