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名探偵ナンコ よみがえれ!探偵講談

2008/11/23 @本遇寺

  • 旭堂南湖 『東海道中膝栗毛』より「三十石船」
  • 神田京子 「ジャンヌ・ダルク オルレアン入城」
  • 旭堂南湖 「軽業武太郎」 (作:初代・快楽亭ブラック)
  • 神田京子 『赤穂義士伝』より「南部坂 雪の別れ」
    ―― 中入り ――
  • 芦辺拓・南湖 《対談:探偵講談と探偵小説あれこれ》

※ 第 43 回


 事前情報があまり出てませんでしたが、東京の神田京子さんが特別ゲスト出演で 2 席、南湖さんの 2 席と合わせて講談 4 席に、レギュラー・ゲストの芦辺拓先生との対談もあって、お値段据え置きの 1,500 円と云うことで、ムリクリ行きました。
 お客さんは少しツ離れしたくらい。もうちょっと事前に特別ゲストのことが宣伝されてたら、もうちょっと入ったかもしれませんね。


 南湖の 1 席目は、特別ゲストの京子について紹介。同期だが、3 か月先に入った南湖に対して京子は「南湖兄さん!」と呼ぶそうで、そう云われるとおごらなしゃあないとか。旭堂南青の結婚披露宴の話や、毎日放送『OSAKA 漫才ヴィンテージ』(12 月 7 日(日)15:00~17:00 放送)に進行役で出演した話なども。
 講談は『東海道中膝栗毛』から「三十石船」。弥次郎兵衛と喜多八が伊勢詣りから上方見物へ。京都・伏見から三十石船に乗り込んで大坂・天満へ向かう。落語「三十石」と「矢橋船」の原型で、船中でのてんやわんやがたのしい。

 京子の 1 席目は自己紹介から。夫で詩人の桑原滝弥と東名阪ツアーで来阪のついでに出演と相成ったそう。講談を広めるために演っている、童謡「森のくまさん」の講談や、昔話「浦島太郎」の英語講談などをマクラ代わりに披露。
 本題は「ジャンヌ・ダルク オルレアン入城」を。劣勢の仏軍のもとに突如あらわれたジャンヌ・ダルクの活躍によって英軍に制圧されたオルレアンが解放されるくだりを、張り扇で調子を取りながらの修羅場読み。
 後の対談によると、二代目・神田山陽の作とのこと。

 南湖の 2 席目は初代・快楽亭ブラックの作で「軽業武太郎」(あるいは「神田武太郎」「曲芸師」)を。設計技師で発明家の男が、自身の発明の前祝い金 5 千円を強奪される。犯人を追った娘は、軽業小屋に犯人が逃げ込むところを目撃し、軽業師の世界亭東一の声が犯人と同一であることを確認するが‥‥と云う話。東一の飼い犬が手がかりに。

 京子の 2 席目は『赤穂義士伝』より「南部坂 雪の別れ」。大石内蔵助が討ち入り前に瑤泉院のもとを訪れるくだりを。女性を話の主軸に据えることで、より自然な雰囲気に。終盤の討ち入りの場面は心地良い修羅場読み。

 中入りを挟んで鼎談‥‥の予定が、京子が新幹線で帰ると云うことでいつもの芦辺拓×南湖の対談に。東京に女性講談師が多い理由や、女性が主役の講談についてなど、観客が持ってそうな素朴な疑問を南湖が解説。


 講談たっぷり 4 席+対談で、この日は 2 時間半くらいに。体調不良でちょっとウトウトしてしまいましたが、対談やマクラで興味深い話も聞けましたし、行って良かったと思います。おみやげに柚子もいただきました。

 次回は(おそらく)来年の 1 月 25 日(日)です。

正直南湖
芦辺倶楽部
京子喫茶室

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