育っちゃったらくご!
2008/12/17 @天満天神繁昌亭
【東の旅スペシャル】
- 旭堂南湖 『東海道中膝栗毛』より「矢橋船」
- 桂あやめ 「東の旅・発端」~「軽業」
- 笑福亭たま 「七度狐」
- 桂三金 「宿屋仇」
―― 中入り ―― - 月亭遊方 「走り餅」
- 桂三風 「三十石」
- 《エンディング》
繁昌亭も夜席は客足が落ち着いてきてるんできょうも少ないやろなぁと思ってたんですが、意外や意外、1 階に 9 割ほど入って 2 階席にもお客さんが流れる大入りに。
トップの南湖が会のいきさつを。弟子のさろめが「東の旅・発端」の稽古をしているのを見て自分も演りたくなったあやめが、会の打ち上げで「みんなで『東の旅』を演ろう!」と云い出したそう。噺家はそれぞれネタを選び、講談の南湖は「こぶ弁慶」を指定されるも、「武蔵坊弁慶ならしゃべれるんですが‥‥」。
『東の旅』の原典にあたる『東海道中膝栗毛』から「矢橋船」のくだりを。『東海~』では三十石船のなかで小便騒動が起こる。
発起人のあやめからも会の発端を。文枝一門では「煮売屋」から稽古を始めるため、自分では「発端」を演ったことがなかったそうで、この日がネタおろし。時折リズムが崩れる場面が見られるも、トラブルを笑いにつなげるあたりはキャリアゆえ。「軽業」に入ると活き活きと。
たまは自分のラジオ番組にゲストで来る長原成樹のことを調べれば調べるほど恐くなって、「きょうが舞台、最後やったら‥‥」。
「七度狐」はひさしぶり。やや流れの悪さが感じられるも、灯明が消えかける場面で新演出があったり、あらたな工夫も。これからまだまだ騙されるな終わり方。
三金に客席から声が掛かる。また太ったようでお腹の出方が尋常でない。飛行機にポテトチップスを持ち込んだら気圧差で袋が爆発しそうだったってな旅行でのエピソードをマクラに「宿屋仇」へ。喜六がデブな三金ヴァージョンで工夫も多く、全体的に陽気な雰囲気。
中入りを挟み、遊方は某噺家らが忙しいときにサインを求められるとだんだん適当になると云う話を、実演をまじえて紹介。実際の《走り餅》の紹介からネタの「走り餅」へ。侍と乞食がもめているところを通り掛かった喜六と清八が仲裁する噺。めずらしいネタで、こちらもネタおろし。きっちりネタが入っていないようだったが、落語ネタのクスグリを入れたりの工夫も。
トリの三風は数日前に徳之島へ行ったときの話をマクラに「三十石」を。ベーシックな型だが、後半の舟歌の場面は観客参加型で、観客もいっしょに間の手を入れる。
たっぷりのネタもあって、公演時間は 3 時間に。半分がネタおろしで完成度としてはまだまだな高座もありましたが、それぞれ新作派ならではの趣向もあり、特集企画としては成功だったと思います。
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コメント
平日の振替休日、新開地ブラ後、大阪まで足を伸ばして参加した
甲斐がありました~(^_^)v
帰りに新開地に戻り、味わい深い「鮨処」に寄り、
夜中のフェリーで朝帰り…何食わぬ顔して勤務に…
さっそくアップされている日記を読んで余韻に浸っています…
投稿: 香川の砧 | 2008.12.18 10:06
■ 香川の砧 さん
ひさびさの関西遠征を堪能されたようでなによりです。
年末は魅力的な会が多くて、勝手に大変になってます。:o)
投稿: わさび | 2008.12.20 00:46