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たまクラブ外伝 秘密やない落語会

2009/1/22 @高津の富亭

  • 笑福亭笑子 「寿限無」
  • 笑福亭たま 「花ねじ」
  • 旭堂南青 「木村重成」
    ―― 中入り ――
  • 笑福亭たま 「池田の猪買い」


 毎度 1 週間ほど前に届く召集令状(ご案内メール)で会の存在を知らされる『たまクラブ』ですが、今回は『外伝』でオープンな会に。たまさんからの案内では「ちょっと試食気分というか、実験台気分を味わいたい方にお勧めの落語会です」とあるんで『フレンドリー寄席α』くらいの位置付けなんかも。
 緊急開催と雨天でやや出足は悪かったんですが、それでも 20 人ちょいは入ってました。女性率高し。《出家した橋下徹》こと呂竹さんが受付をされてました。


 開口一番の笑子は旦那の話に始まって、夫婦の話、名前の話へとたのしいマクラをつないで「寿限無」へ。母親が近所の和尚に相談するよう変えられており、和尚の提案する名前に母親がいちいちツッコむのがおもしろい。家に帰ると赤ちゃんが登場したり、サゲまわりにも手が入れられていて、女性流・自分流への努力が感じられる。

 中トリの南青は、健康ランドの余興で困った話をマクラに、木村重成の話。和歌がきっかけとなる木村重成と青柳との恋路を、その出会いからたっぷりと。

 たまの 1 席目は笑子のおもしろエピソードをマクラに、季節を先取りしまくりの「花ねじ」を。敷地内へ伸びてきた桜の枝を折ってしまう学者が恐ろしく、遣いに行って口上をまともに云えない丁稚をどやしつける。後半の塀をはさんでのモグラ叩きのような攻防がたのしい。キーワードとなる「逆ねじ」や、「花」と「鼻」のイントネーションを強調してわかりやすく。
 中入りをはさんでの 2 席目も笑子のおもしろエピソードをマクラに、季節ネタの「池田の猪買い」を。たまらしいクスグリも入って構成も考えられているが、新味を入れたためか丁寧に演りすぎて全体にややテンポに欠ける感じ。言葉が多過ぎる場面もあり、そこらは冗長な印象。それでも猪撃ちの場面はやっぱりおもろい。猪肉を買いに行く男が家中の着物といっしょに布団までぐるぐる巻きにしてくるくだりは、旭堂南海が若い頃、引っ越しするのに布団を手荷物として電車へ持ち込もうとしたら断られ、身体に巻き付けて服だと云い切って乗車したエピソードにインスパイアされたそう。

 ちょうど 2 時間くらい。たまさんは一門会へ向けて「ベルゼバブの蝿」の改訂版の試運転かと思ったんですが、意外に古典 2 席でした。
 笑子さんはがんばられてますね。物怖じせずにいろいろとチャレンジされてて好感が持てます。南青さんはちょっと太ったともっぱらの評判でした。

 たまさんは 2 月からまた新しい会『笑福亭たまの脱構築落語会』が始まりますし、今年もあいかわらず精力的ですね。

らくごの玉手箱

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コメント

初めまして。
行けなかったたまさんの会とかはここでチェックしてるんですよ。
この会には私も行きました。
布団が手荷物で乗れないってビックリして。
よく考えたらあかんのかな・・・?
今はいいのかな・・・?
試してみたいエピソードでした。

投稿: 清凛 | 2009.01.25 21:25

■ 清凛 さん
列車への持ち込み手荷物には寸法・重量制限があるんで、状況によってはチェックされるでしょうね。
ぜひ一度、布団巻き乗車を試してみてください。:o)

投稿: わさび | 2009.01.26 00:05

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