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南湖だんご 旭堂南湖話術研究会

2009/1/9 @上方亭 (ワッハ上方 小演芸場)

  • 旭堂南湖 『難波戦記』より「般若寺の焼き討ち」
  • 旭堂南湖 『赤穂義士銘々伝』より「大高源吾」
    ―― 中入り ――
  • 旭堂南湖 「細川の福の神」

※ 43


 定時ダッシュでバタバタッと会場へ行くと、丁度開場してるとこでした。やれやれ。
 入りはぎりぎりツ離れずの 9 人でしたが、南湖さんがゲスト出演したラジオ『とびだせ!夕刊探検隊』を聴いてこられたお客さんもおられたそうです。やっぱりマスメディアの力はスゴい!


 マクラ代わりに今年の抱負・決意を。定例会のうち『名探偵ナンコ』を 1 月で終了し、『南湖だんご』と『講談毎日亭』に照準を絞って注力するとのこと。

 入門してまず『難波戦記』の「三方ヶ原の戦い」を習い、次に教えてもらったのが「般若寺の焼き討ち」。そんな前置きから、入門時の思い出をいろいろ。講談をほとんど知らずに入門し、師匠の三代目・南陵から「講談は 3 カ月、3 年、10 年で辞めたくなる」と聞かされたが、別段そう云う感覚もなく 10 年が過ぎたそう。
 薄田隼人正兼相に追い立てられた徳川家康の前にあらわれたのが本田出雲守忠朝。酒好きの出雲守の墓が一心寺にあると云う話から、酒好きの師匠の思い出や、自身の断酒の話など。年々上昇していた尿酸値が昨年末の健康診断でついに限界値すれすれになり、賞取りへの願掛けも兼ねて 12 月に断酒を決意したそう。古今亭志ん朝の願掛けにまつわる話がおもしろく、もっと落語が上手くなるようにと大好きな鰻を断ったまま亡くなられたが、生前に寿司屋へ行ったときにはまず穴子を 10 貫くらい頼んだそう。
 断酒会へ行った話や酒にまつわる失敗談なんかもたっぷり語って、閑話休題。薄田隼人と本田出雲守がやり合ってる間に家康は逃げだし、乞食と桶屋のおかげで助かる。かんな屑まみれになる家康がなんともコミカル。
 あちこちと話題がそれて、ここまでで約 1 時間に。

 つづけてメインの義士伝は、『赤穂義士銘々伝』より「大高源吾」を。
 間者として中村勘助とともに赤穂から江戸へ向かう大高源吾。仇討ちを悟られまいと道中立ち寄った義兄弟と縁を切り、後に詫び証文を書くくだりをはさみ、討ち入りを翌日に控えて吉良邸を探る最中、俳人の宝井其角と出会うくだりを。
 こちらは本筋をたっぷり。次回は討ち入り。

 中入りをはさみ、ボーナス・トラックの「細川の福の神」は、売り子が「福の神が宿る」と云う松飾りを細川越中守忠利が買う話。細川家は家禄が倍となり、売り子も儲かっておめでたい一席。松飾りを売って二両を手にした売り子の新商売がたのしい。

 最後に抽選会。宵戎と云うことで福笹と粟おこし。残念ながら 3 分の 1 の確率に負ける。


 紆余曲折のおしゃべりもあって、たっぷり 2 時間に。とりとめのない脱線もまたたのしいですね。マクラ代わりに近況報告を 30 分くらいしゃべってもらっても良いかも。
 「大高源吾」の方は時間を気にしてかやや詰め込み気味な印象でした。後半がどれくらいの分量かはわかりませんが、3 回くらいに分けても良かったかもしれません。

 次回は 3 月 13 日(金)です。おそらく「大高源吾」は討ち入りでしょうから、たのしみ。

正直南湖

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