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可朝・福團治 二人会

2009/1/16 @天満天神繁昌亭

  • 桂都んぼ 「子ほめ」
  • 桂福若 「居酒屋」
  • 桂福團治 「蜆売り」
    ―― 中入り ――
  • 桂朝太郎 《マジカル落語》
  • 月亭可朝 「餅屋問答」

※ 第 3 回


 ストーカー騒動で謹慎(自粛?)されていた可朝さんが、ひさびさに繁昌亭で福團治さんとの会。カメラが入ってましたが、セッティングの状況を考えるとニュースかドキュメンタリー用と云う感じです。
 チケット確保ですったもんだありましたが、まぁ今回は復帰の御祝儀と云うことで。当日券も出てましたが、入りは満員。


 トップは都んぼが元気に「子ほめ」を。大人のほめ方は省略し、歳を若く云う作戦と子どものほめ方だけを習って飛び出す。「ここ笑うとこでっせ」みたいな間が気になるも、テンポ良くトントンと進むところは気持ち良い。

 「子連れ狼」の出囃子で登場した福若は、とにかく恐い。ダジャレに観客が拍手で応えると「拍手するほどのことやおまへん」。ぼそぼそとマクラを振りつつ「居酒屋」へ。酔っ払いが居酒屋の店主に絡む噺。この酔っ払いがまた恐い。

 福團治のご贔屓さんが多いとみえて、いつもの陰なうだうだはごく短めに、昔の売り声いろいろから得意の人情噺「蜆売り」へ。たっぷりしみじみ。

 中入りをはさんで、朝太郎のマジカル落語は「Mr. マリックに挑戦!」を連発しつついつもの流れ。最初は見せただけだった南京玉すだれを「芸惜しみしましたが‥‥」と最後に取り出し「さては南京玉すだれ!」で下座からチンッ!と鳴っておしまい。

 お待ちかねの可朝は黒紋付にカンカン帽と眼鏡の正装でひらひらと登場。客席からはやんやの喝采。「この頃は日本語にぎょうさん英単語が入るようになりました。わからんことが多いです。そういうときは帰って辞書で調べます。こないだもわからんから帰って調べました。ストーカー」「意味はわかりましたし、やったらどないなるかもわかりました」。罰金の話からおなじみ横山ノックの話へとマクラをつなぎ、最後に「二度と繰り返さず、落語に精進せないかんなぁ、と」。
 「餅屋問答」は、やはり口演数の少なさからか、人物を呼び間違えるなどチグハグな場面が散見されるも、フラとしか云いようのない独特の可朝節は耳に心地良い。


 可朝さんは高座でしゃべってるだけで《ザ・芸人》ってオーラが出ますね。ちょっとネタ繰りしてきてくれるだけで満足度が数段上がると思いますんで、ホンマに精進していただけることを願ってやみません。
 一方の福團治さんもあいかわらずの雰囲気でなかなか。「蜆売り」も良いんですが、ぜひ一度「菜刀息子」を聴いてみたいです。

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コメント

おひさしぶりです。今回は二人会に行けなかったので
レポートを楽しみにしてました。やはり、踊りながら
登場と「ホンマにようこそ」は健在だったんですねー。
行きたかったー(泣)。ところで、可朝さん「餅屋問答」は
ここ数回、場所は違えど高座にかけてますね。次はいつ
お出ましか楽しみですね。

投稿: 小文文 | 2009.01.19 21:57

■ 小文文 さん
やっぱり可朝さんはおもしろいですよ。
マクラの持っていきようなんかに類い希なるセンスが感じられます。
(これは弟子の八方さんもしかり)
単発でなく、昼席の中トリに 1 週間出演とかでお願いしたいですね。
それならライブ繁昌亭も契約する値打ちはあると思います。

投稿: わさび | 2009.01.20 18:54

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