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桂三風の早起き寄席

2009/3/1 @天満天神繁昌亭

  • 桂吉坊 「商売根問」
  • 桂三風 「牛ほめ」
  • 笑福亭銀瓶 「お忘れ物承り所」 (作:桂三枝)
  • 桂三風 「せんたく」 (作:桂三風)
  • 笑福亭鶴笑 「親子酒」

※ 第 12 回


 寝坊がちで朝の会はツラいんですが、顔付けが良かったんで、第 1 回に行って以来で久々の三風さん主催の繁昌亭朝席へ。
 9 時 45 分開場で、私は 9 時 20 分頃に会場へ到着したんですが、すでに長蛇の列でびっくり。なんとなく「昼が取れなかったから朝に」と云う感じの客層。そのあとにスーツ姿のサラリーマンの団体が来られ、こちらは「土日の宿泊研修で、朝に余興を」と云ったところでしょうか。
 結局、開演前には 1 階席がほぼ埋まり、2 階席にもお客さんが入る盛況振り。


 トップの吉坊。いつものようにヘラヘラ~っと登場。インタビュー記事を連載していた月刊誌『論座』の話をマクラに、アホな連中の小咄をいくつか演って「商売根問」へ。口跡なめらかで心地良い。茶・栗・柿・麩の売り声「チャックリカーキフッ」がたのしく、また吉坊によく似合う。

 三風の 1 席目は、マクラで学生落語コンテストの審査員をした話をするも観客を掴みきれず、秋田巡業での 辻田与五郎 の話も。
 「牛ほめ」は入門当初に付けてもらい、約 25 年ぶりの口演だそう。全体に流れの悪い場面が散見される感じで、台所の大黒柱のほめ方&節穴を隠す方法を仕込み忘れる痛恨のミス。サゲは牛の尻に「秋葉はんの御札、貼っときなはれ」。

 銀瓶はマクラでご贔屓さんに愛想し、主任の師匠の三枝の作品で「お忘れ物承り所」。駅のお忘れ物承り所での日常をおもしろおかしく。サラッと演った印象だが、ネタ自体の構成力とテンポの良い口跡で、ツボツボでしっかり笑わせる。

 三風の 2 席目は市バスでのおもしろエピソードをマクラに、「創作落語で人情噺を」と自作の「せんたく」を。商店街のクリーニング店は父親と息子の二人暮らしだが、実は‥‥と云う噺。父親思いの息子は泣かせるが、最初に「人情噺を」と云うのは逆効果かも。

 鶴笑は「トリは古典落語でございます」と、酔っ払いの小咄から「親子酒」へ。すぐに眠ってしまう父親が昔話の「桃太郎」の夢を見ている‥‥と、ここで「桃太郎」を紙芝居で。桂米平の立体紙芝居の趣きで、ギャグをふんだんに盛り込んで。紙がペラペラなのはご愛敬。息子とうどん屋のやり取りも紙芝居の間に、やや軽めに挟む。冗長性と流れの悪さが少し気になったが、鶴笑流のサービスが満載。今後に期待。


 中入りなしで 2 時間弱でした。朝席ですし、これくらいのヴォリュームが丁度良いように思います。
 観たかった鶴笑さんの「親子酒」ですが、まだ口演数が少ないのかもしれませんが、独自のサービス精神が感じられる高座でした。

 終演後、猛烈ダッシュで東京へ。

さん風のたより

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