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らくご道 笑福亭生喬と桂こごろうの落語会

2009/3/17 @上方亭 (ワッハ上方 小演芸場)

  • 笑福亭生寿 「牛ほめ」
  • 笑福亭生喬 「笠碁」
  • 桂こごろう 「一文笛」
    ―― 中入り ――
  • 生喬・こごろう 《対談:夕焼け日記》


 久しぶりに『らくご道』へ。いつもおなじみの受付の生喬夫人は東京の遊方さんの会へ行ってて不在でした。ええかいな‥‥。
 お客さんは相変わらず 40 人ほどの入り。


 開口一番の生寿は「牛ほめ」を口跡もなめらかにテンポ良く。表情がますます師匠の生喬そっくりに。最後は牛が屁をこいて「ここにもお札貼っときなはれ。屁除け魔除けになって‥‥」のサゲ。

 生喬はマクラで東京に行ったときの話から新宿の思い出横丁にあるお気に入りの店の話など。趣味の話から小咄を挟んで「笠碁」へ。意固地なふたりが囲碁で待ったをめぐって喧嘩別れする噺で、素直になれないふたりの心情描写がたのしい。

 こごろうは町でのおもしろい出会いのエピソードいろいろをマクラに、出会いが発端となる「一文笛」へ。ゆったりした語り口でたっぷりと。サゲを「わい、ギッチョやった」と少し工夫。

 中入りを挟んでの対談では、まず生喬が「笠碁」での場面の抜けを告白。東京の柳家小里んが「もともと大阪ネタの『笠碁』を大阪に戻したい」と云われていたので付けてもらったそう。元は旦那と出入りの職人だったそうだが、五代目・柳家小さんがふたりの隠居に置き換えたそう。
 東京と大阪とで稽古の意味合いが違い、大阪では師匠のもとへ何度か通って実際に稽古してもらうが、東京では師匠が演ってみせて「はいどうぞ」だそうで、稽古も形式的になっているそう。
 こごろうの「一文笛」は桂千朝に付けてもらったそうだが、千朝はとにかく言葉をゆっくり丁寧に置くようにして語るのが特徴的で、自分と真逆のスタイルに刺激されるよう。サゲの微修正は、わざと利き手と逆の指を落としたんではないことを明確にしたかったためだそう。


 今回の対談は、この日のネタの演出とともに、噺家さんにしか知り得ない稽古についてのあれこれも興味深かったです。いつもながら落語 3 席に興味深い対談付きで 1,200 円はお値打ちですね。

 次回は 4 月 3 日(金)です。

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