« たまのフレンドリー寄席スペシャル | トップページ | そごう寄席 最初で最後の桂つく枝独演会 »

桂三風 25 周年独演会 4 月席

2009/4/23 @天満天神繁昌亭

【新作の月】

  • 桂三幸 「男と女の他力本願」
  • 桂三風 「下町通り商店街の人々」
  • 桂あやめ 「サカイに一つだけの花」
    ―― 中入り ――
  • 三遊亭白鳥 「新・あたま山」
  • 桂三風 「せんたく」

※ すべて自作ネタ


 三風さんの毎月独演会へ。今月は新作特集で、ゲストがあやめさんに三幸さん、東京から白鳥さんと、好物が並んでかなり期待してました。
 入りは 1 階席に 7 割ほど。先月よりちょっと減った感じです。


 “上方落語界の最後の砦”三幸は軽いマクラから「男と女の他力本願」は、プロポーズする彼氏と嫌がる彼女の噺。なぜか結婚の行方を競馬に賭けるムリヤリな展開だが、変さがおかしみに。このネタは初めてだったが、あきらかに云い間違いと思われる個所がいくつか。

 あやめは SMAP 草彅剛逮捕に触れて「きょうと云う日にこのネタを演るとは」と、SMAP の“世界に一つだけの花”のパロディでフラワー・アレンジメント落語「サカイに一つだけの花」。花屋の店先に並んだ花の会話劇で、脳天気なアマリリスや、やさぐれたアヤメがおもしろい。

 白鳥は自己紹介で認知度をはかりつつ、人体の不思議をアカデミックに取り入れた「新・あたま山」を。導入は「替り目」みたいだが、飲んだくれの体内に場面転換して内蔵と脳の抗争が勃発。こまかいギャグがてんこ盛り。内蔵を表現する変な所作がそれっぽく見えてくるから不思議。

 三風の 1 席目は、チェーン店のマニュアル対応に物申し、人情・気心の良さを訴えて「下町通り商店街の人々」へ。近くに大型デパートができる商店街の活性化会議の噺。この種のネタは葬儀屋が出てくると俄然おもしろくなる。
 2 席目は「新作でも人情噺を」と作った「せんたく」を。クリーニング店の息子が実は‥‥と云う噺。素朴な笑いと、じんわりしんみりさせるストーリー。三風の人柄の良さがにじみ出る。


 オール新作と云うことで、ちょうど 2 時間でした。
 三風さんは 2 席とも商店街ネタで、商店街の花屋がメインの「下町通り‥‥」のあとに花屋が舞台の「サカイに‥‥」、花の擬人化のあとに内蔵の擬人化と、よくよく考えるとネタ付きまくりでしたが、会全体のバランスが良かったんで OK でしょう。

 次回は【古典の月】で 5 月 13 日(水)です。

さん風のたより

|

« たまのフレンドリー寄席スペシャル | トップページ | そごう寄席 最初で最後の桂つく枝独演会 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/24187/44769650

この記事へのトラックバック一覧です: 桂三風 25 周年独演会 4 月席:

« たまのフレンドリー寄席スペシャル | トップページ | そごう寄席 最初で最後の桂つく枝独演会 »