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福笑と異常な仲間たち アブノーマル人物伝

2009/4/2 @天満天神繁昌亭

  • 笑福亭たま 「胎児」 (作:たまよね)
  • メグマリコ 「メス動物園」
  • 笑福亭福笑 「ちしゃ医者」
    ―― 中入り ――
  • メグマリコ 《昭和の歌》
  • 笑福亭福笑 「憧れの甲子園」 (作:笑福亭福笑)

※ Vol. 2


 福笑さんがお気に入りの芸人を迎える会の第 2 弾。今回は『お茶子のブルース』で主演されたメグマリコさんがゲストです。
 1 階席はほぼ満席ながら、2 階席は空席があったよう。福笑さんの企画でもフルハウスにならなくなってきたとは‥‥。


 トップのたまは、マクラでメグマリコや福笑のおもしろエピソードを。「きょうの出演者では私がいちばんノーマル」って、どの口が!?!?
 「胎児」は妊婦のおなかのなかの双子の噺。最近よく掛けてることもあってか、構成もまとまっててトントントンとテンポ良く。モールス信号で「お~ま~え~は~あ~ほ~か~」のあとに「きょ~ちょっと~あ~ついな~」のおまけ付きは関西ならでは。

 メグマリコは初めての落語と云うことで、やや緊張気味。落語会に出させてもらえることになった経緯に福笑との関係を絡めながら笑いを取り、あらためて落語へ。
 「メス動物園」は「動物園」のアレンジ版で、ちょっとイタいマリコが移動動物園のトラの仕事を世話してもらう。トラの着ぐるみを着る場面でクルクルッと着物を脱ぐと、トラ柄‥‥ならぬヒョウ柄のレオタードに早変わりと云う趣向。檻のなかでウロウロ‥‥の場面ではストリップさながらの動きも。

 福笑の 1 席目は、電車でムカついたあれこれや、スッピンのメグマリコの話など、マクラたっぷり。
 「マクラとはぜんぜん関係ない噺を」と「ちしゃ医者」へ。毎度のことながら、とにかく汚いババの海。随所に注釈を入れるのは観客に息継ぎさせるためか。

 中入りを挟んでメグマリコのものまねコーナー。黒のドレスに着替えてマイクを手に桂銀淑の曲を歌いながら登場し、若井小づえ、松田聖子、中森明菜のものまねを解説付きで。
 ここでサプライズ。黒のドレスに身を包んだ三女美のシルクとこっこがトランペットを手に登場。三人漫才の様相で、メグマリコの歌う“テネシーワルツ”の替え歌にシルクがツッコむスタイル。こっこはレツゴー三匹で云うところの長作の役で、横手でニコニコしてるだけでほとんどしゃべらない。せめてシルクにはマイクがほしかった。

 福笑の 2 席目は、三笠フーズと美少年酒造の裏金問題や高校球児の相手校侮辱問題などの時事ネタをマクラに「憧れの甲子園」へ。甲子園出場を果たすも 1 回戦で敗退した高校の打ち上げでの監督を描写した噺。グラスの日本酒を飲み干したあとのリアクションが秀逸。監督ひとりで笑う・怒る・泣くの三上戸、最後は大トラになってしまう監督に爆笑。


 福笑・たまの師弟コンビのアブノーマルさは想定の範囲内でしたが、メグマリコさんもやっぱりアブノーマルでした。芝居で共演していた桂あやめさんのアドバイスもあったみたいです。
 福笑さんは笑いの小ささをしきりに気にされてましたが、観客は十分たのしんでたと思います。ただ、メグマリコさんのファンで落語会は初めてってお客さんも多かったと思いますから、そんな方たちは最初はちょっと戸惑ってたのかもしれませんね。

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