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月亭遊方のカジュアル古典

2009/4/9 @動楽亭

  • 月亭遊方 《ごあいさつ》
  • 月亭遊方 「寄合酒」
  • 林家花丸 「ナイモンガイ」
    ―― 中入り ――
  • 遊方・花丸 《対談》
  • 月亭遊方 「干物箱」

※ 第 1 回


 遊方さんが古典の会をスタート。今後は古典は『カジュアル古典』で、新作は『ゴキゲン落語会』で演ることになるそうです。ちなみに、『ゴキゲン落語会』は時間が長過ぎることを注意されたため、8 月からはゲストなしになるそうです。
 で、初開催の『カジュアル古典』は入りが読めなくて心配したそうですが、ザッと 40 人くらい入ってました。


 まずは遊方がごあいさつ。番組紹介から探りさぐりな感じで、落語との出会いや古典の会を始めたきっかけなどをたっぷりめに。
 師匠の八方が最近、クスグリを付け加えたりせず古典をそのまま演るようになり、その肩の力の抜けた高座をおもしろく感じたそう。自分自身も古典をたのしめるようになってきて、古典に取り組むようになったそう。目標は「算段の平兵衛」を演ること。

 いったん降りて仕切り直し、遊方の 1 席目「寄合酒」は林家染丸に付けてもらったそう。飲み会を仕切る男がまわりの連中のスカタンにキレまくる、かなりハイテンションな演出。とくに後半が凄まじく、すりこぎとわさびおろしを取り間違えるくだりの繰り返しがメチャクチャおもろい。

 ゲストの花丸は「ナイモンガイ」は、天神橋筋商店街編、お初天神通り編(うめだ花月閉館にともないお蔵入り)につづく第 3 弾。もちろん新世界編で、ボギーとキヨシがジャンジャン横丁から新世界界隈をぐるっと回って動楽亭へ。この日がネタおろしで、初演でも十分おもしろかったが、クスグリが繰れてくればまだまだ笑いのレベルは上がりそう。

 中入り後の対談は、次のネタのマクラと云う位置付け。「干物箱」は道楽者の若旦那が出てくる噺と云うことで、ハマっているものやこだわっているものなどの話を。遊方の研究によると、最近はマニアックなものにこだわってる者ほど需要があるとのこと。
 花丸のこだわりは手拭い。同業者からもらうことも多いが、店先で見かけるとついつい買ってしまい、自宅には 200 枚以上あるそう。この日はそのなかから一部を持参。着物の色や柄との取り合わせや、ネタのイメージに合わせて手拭いをチョイスし、ちょっとしたところでお客さんにもたのしんでもらいたいとの思いだそう。
 遊方も負けじと手持ちの手拭いをいくつか紹介。ネコやギターなど、好きなものを公表してると、お客さんからその柄の手拭いをプレゼントされることも多いそう。

 遊方の 2 席目の「干物箱」は、江戸落語から自分で台本を起こし、笑福亭鶴志に見てもらったそう。
 謹慎させられている若旦那が「風呂屋でも行ってくるか?」と外出を許可されたとき、膝隠しが落ちそうになるほど大興奮。声色の得意な本屋の善兵衛が調子に乗る様子がなんともたのしそう。
 時間の単位が 30 分や 1 時間で、噺の内容と時代が合わないようにも思うが、わかりやすさ優先の改訂だろう。


 落語 3 席はどれもたっぷりでおもしろく、チラシになかった対談やオープニング・トークもあり、かなりお得で満足度の高い会でした。
 3 ヶ月に 1 回のペースで開催予定だそうですが、このままでいくと 2 年で古典のストックがなくなるそうです。遊方さんご本人は「見切り発車で始めました」と云われてましたが、徐々に新ネタも仕込んでもらいたいと思います。

 次回は 7 月頃の予定です。

遊方 FOR YOU!

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