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坂口修一一人芝居 『煙突―完全版』

2009/4/26 @in→dependent theatre 2nd

作・演出: 淵野尚
出演: 坂口修一


 毎週火曜日に 2 ステージの一人芝居を 1 年間つづけた『火曜日のシュウイチ』。そこで上演された「煙突」を完全版として単独上演すると云うスピンオフ企画です。
 会場の in→dependent theatre 2nd は初めてでしたが、雑居ビルの 1 階と云う立地は 1st と同様ながら、天井が少し高い感じですね。キャパは 150 くらいで、7 割ぐらい埋まった感じでした。


【鳥人伝】

 江戸時代に人力飛行を試みて死罪となった建具師・浮田幸吉。彼の生涯を小説化するため、ホテルに缶詰にされた放送作家の男。執筆そっちのけで友達をホテルへ呼び出し‥‥。

 放送作家のモノローグで進行。彼のダメッぷりが堂に入っててたのしい。テンションを上げつつ、ラストで椅子の背もたれの上に立ち上がるシーンが印象的。


【日本の食卓】

 坂口のもとへゲストが遊びにきたと云う設定での対談コーナー。この回のゲストは楠見薫。坂口は楠見が持ってきた筍御飯をほおばりながら、楠見は舞台上をうろちょろしながら。演劇を始めたきっかけや、ふたりが出会った頃の話、はたまた楠見が坂口のことを「さかちゃびん」と呼ぶようになった訳など、ゆるゆるグダグダとたっぷり。


【煙突―完全版】

 とある劇場付きの代役専門の役者、呑み込みの梅。何年かぶりに街へ帰ってきたスリの男、サッちゃん。サッちゃんを兄貴分として慕う梅だが、二人とも寄る年波には‥‥。

 老役者の昔語りがなかなかの雰囲気。ただ、二人の台詞を交互に立ち位置を変えてしゃべる場面は、どうしてもコントっぽく見えてしまう。説明台詞になっても、片一方の台詞に集約して他方の台詞(の半分くらい)は観客に想像させるような演出の方が、シリアスな場面では集中できそう。


 メインの『煙突』は、昭和の空気感が出てて舞台上の雰囲気は良かったと思うんですけど、途中でコントっぽく感じてしまい、そこがちょっと残念でした。
 逆に『鳥人伝』はモノローグで上手く構成されていて、かなり良かったです。椅子の背に立ち上がる演出もグッド。その後、なんで倒れないのか気になって仕方なかったですが。

坂口修一 Official Website
坂口修一の日記

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