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らくご道 笑福亭生喬と桂こごろうの落語会

2009/4/3 @上方亭 (ワッハ上方 小演芸場)

  • 笑福亭生寿 「豆屋」
  • 笑福亭生喬 「相撲場風景」
  • 桂こごろう 「はてなの茶碗」
    ―― 中入り ――
  • 生喬・こごろう 《対談:夕焼け日記》


 会議が長引いてバタバタと移動し、開場直後に滑り込み。舞台が客席側へ 60 cm ほど迫り出してました。
 開演の頃には 40 人近くに‥‥と、いつもの『らくご道』の入り加減。


 生寿は「豆屋」をきっちりテンポ良く。無頼漢の怒声に近い呼び声はさすがに師匠の生喬には及ばないが、ムチャな値切りに困る豆屋は生寿の方が合ってる感じ。

 生喬はいつものようにマクラたっぷり。雑誌の執筆依頼をいくつかこなした話や、高校時代に相撲が必修科目だった話、初めて曙と会ったときの話など。相撲にしても野球にしても落語にしてもライヴ感が大事で、ライヴだと興奮するってな話から「相撲場風景」へ。エピソード全部入りで、興奮して肩車してる子どもを放り投げてしまう男の珍しいエピソードも。テンション高い。

 こごろうはマクラでブランド物のバッグについて私見を披露し、物の値打ちにまつわる噺を‥‥と「はてなの茶碗」へ。油屋を前面に押し出した演出で、油屋の感情・心情の起伏を大きく。ワチャワチャしたこごろうらしい一席に。

 中入りを挟んでトーク・コーナー。
 松喬門下では一門会なんかの落語会で「相撲場風景」や「勘定板」は御法度だそう。稽古を付けてもらうようなネタではなく、みな聞き覚えだとか。この日はエピソード全部入りで演ったが、普段は 3 つほどピックアップして演るのが適当とのこと。こごろうはマクラを引っ張れるだけ引っ張って「ジョンジョロリン」のところだけ演ったりすることもあるそう。
 こごろうの「はてなの茶碗」は師匠の桂南光に付けてもらい、この日が 2 回目の口演だったそう。桂枝雀が「はてなの茶碗」を登山にたとえて「米朝のは茶金の方から登った山で、南光のは油屋の方から登った山」と評したそう。その表現で云うと、桂九雀は「茶碗の方から登った山」。
 そのほか「愛宕山」や「崇徳院」の、一門や演者による演出の違いなど。


 最後のトークはいつもその日のネタについて話されますが、この日は演出の違いについていろいろ話されたのが興味深かったです。

 次回は 5 月 14 日(木)です。

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