« 島之内寄席 四月席 | トップページ | 桂三風 25 周年独演会 4 月席 »

たまのフレンドリー寄席スペシャル

2009/4/19 @ワッハホール

  • 旭堂南青 『太平記』より「楠木の使者」
  • 笑福亭たま 「火焔太鼓」
    ―― 長崎さわぎ ――
  • 笑福亭たま 「伝説の組長」(作:笑福亭たま)
  • 桂三象 「三象噺」
    ―― 中入り ――
  • 笑福亭たま 「宿屋仇」


 7 階のレッスンルームで開催されていた『フレンドリー寄席』を 5 階のワッハホールに移して《スペシャル》開催。全席指定だったんで、お客さんの集まりものんびりな感じでした。
 たまさんによると(おそらく前売り+予約で)約 170 売れてたそうですから、200 人弱ほど、ホールのキャパの 3 分の 2 くらい入ってました。
 緞帳が上がると 立派な高座 がしつらえられててビックリ。ワッハホールにはこんな本格的なものも用意されてるんですね。


 まずは南青は真っ赤な柄物の着物で登場。楠木正成の話を心地良い口跡で。正成出生の地と云われる千早赤阪村にある郷土資料館の館長から訊いた話を要所に織り込み、笑いを交える上手い構成。

 たまの 1 席目は、マクラでこの会についていろいろ。レッスンルームが毎回満員だったため広いワッハホールに移したが、必要経費を積み上げると満員にならないと儲けが同じくらいにならないそう。番組構成は、自分もソデでたのしみたいため、自分が 2 席演ったあと三象に出てもらうことにしたとか。
 たまの「火焔太鼓」は初めてだったが、随所に手を入れている。とくに三百両の受け取り方・出し方にクスグリ増量で、古道具屋の女房が大金を目の前にしたときのリアクションが秀逸。

 たまが着替えるあいだ、出囃子の「長崎さわぎ」を唄入りで。
 たまの 2 席目は自作の「伝説の組長」。下っ端のヤクザが、修羅場をくぐり抜けてきた組長の替え玉になる噺。組長の修羅場が雲散夢消となれば、替え玉になった下っ端のピンチも雲散夢消。その繰り返しがおもしろい。前半がもうちょっと整理されれば、よりわかりやすくなるかも。

 ゲストの三象は真っ赤な紋付きで登場。たまのリクエストで、この日は漫談。いつもの自虐的マクラから、額縁のテレビ CM に出演した話や、アヒルレースの司会者として某ホテルへ夏休み期間中に泊まり込みで働いた話など。こってり三象ワールドをたっぷり。

 中入りを挟んで、たまの 3 席目は「宿屋仇」。これはすでにかなり繰られていて、とくに侍の怒り三態(叱責・激怒・笑顔)がおもしろい。たっぷりの一席。


 わりとかっちりした印象の会で、たまさんの高座もわりとあっさり。初めてのワッハホールで、《寄席》と銘打ってはいますが実体は《独演会》で、そう云う意識がたまさんの方にもあったのかも。

らくごの玉手箱

|

« 島之内寄席 四月席 | トップページ | 桂三風 25 周年独演会 4 月席 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/24187/44725206

この記事へのトラックバック一覧です: たまのフレンドリー寄席スペシャル:

« 島之内寄席 四月席 | トップページ | 桂三風 25 周年独演会 4 月席 »