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柳家喬太郎独演会

2009/5/24 @TORII HALL

  • 桂さん都 「動物園」
  • 柳家喬太郎 「母恋いくらげ」(作:柳家喬太郎)
  • 桂文三 「崇徳院」
    ―― 中入り ――
  • 柳家喬太郎 『牡丹灯籠』より「お札はがし」


 待望の大阪での喬太郎さんの独演会は、受け付け開始から 2 日で予定数終了。キャパ 120 程度とは云え、関西でもその人気は定着してきたようです。
 ただ、今回はインフルエンザの影響でキャンセルが多く出たそうで、当日券も若干出てたようです。それでも 100 人以上は入ってたと思いますが。


 さん都は自虐的マクラから「動物園」を。前田園長が出てくるところから枝雀一門系か。オーソドックスにきっちりと。

 喬太郎の 1 席目は開口一番「ようこそ『桂文三と愉快な仲間たち』へ」。インフルエンザの話に始まって、池袋デパート擬人化漫談に突入。その後も脈絡なくあれこれマクラたっぷり大サービス。
 金魚店の「《鯉こく》できます」から「母恋いくらげ」へ。母クラゲからはぐれた子クラゲのクラ之助の噺。海の生き物を表現する所作が変で、それがまた喬太郎らしい。海の生き物に混じってトラや前田園長まで登場。

 文三は喬太郎とは学校公演でよく一緒になり、ウルトラマン好きと云う共通点から懇意になったそう。桂きん枝と桂米朝宅へ襲名の挨拶に行ったときの珍道中をマクラに、迷いつつ「崇徳院」を。出入りの熊五郎が文三らしい軽さで、以前 『花花寄席』 で観たときより格段に気の入った高座。

 中入りを挟んで、喬太郎の 2 席目はマクラを振らずスッと『牡丹灯籠』の「お札はがし」のくだりを。浪人の新三郎に思いを寄せたまま亡くなったお露が、夜な夜な新三郎のもとを訪れる。新三郎は身を守るため家中にお札を貼るが‥‥と云うところ。
 緊迫感を高めて聴かせつつ、時折ばかばかしいクスグリでスルッと手綱をゆるめる。幽霊の手真似をして「これだよ」「ピグモン?」「そんなこと云って喜ぶのは文三ばかりだ」。終盤にかけて、グイグイ締め付ける集中力。


 新作と長講の古典と予想してましたが、そのとおりにたっぷり演ってくれました。とくに圓朝作品は聴いてみたかったんですが、圧巻。それでもちょこちょこガス抜きしつつ進めて、重くなり過ぎないのが喬太郎さんらしいですね。デパート漫談もおもしろかったです。

 喬太郎さんは「第 2 回目はないと思います」なんて云われてましたが、年 1 回でもぜひ定期的に開催していただきたいと思います。

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コメント

しまった!!
草々に完売してたし、キャンセル待ちもいっぱいだったし、あきらめちゃったんですが… 押しがたりませんでした、残念↓

毎年いちど、やってほしいですね、次回はがんまります!

投稿: ぎねす | 2009.05.29 23:05

■ ぎねす さん
今回は特殊事情でしたから、あれで動けた人がラッキーだったんでしょう。
次回はがんまってください。:o)

投稿: わさび | 2009.05.31 02:34

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