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南湖だんご 旭堂南湖話術研究会

2009/5/8 @上方亭 (ワッハ上方 小演芸場)

  • 旭堂南湖 『難波戦記』より「真田の入城」
  • 旭堂南湖 『名医伝 藪井玄意』より「按摩の玄意」
    ―― 中入り ――
  • 旭堂南湖 『赤穂義士銘々伝』より「杉野十平次と俵星玄蕃」

※ 45


 中 1 日で南湖さんの会へ。開演前に会場へ入ると旭堂南舟さんが「道具屋吉兵衛」を語られてました。本来の意味での前座で、意欲的な姿勢に感心しました。
 お客さんは 11 人でツ離レ。


 まずはたっぷりのマクラ。母の日についてから始まって、東京公演の顛末や、レイヴやパーティー(ダンス・ミュージック系のイベント)の初体験など、最近の話題をおもしろおかしく。パーティーではナンパされたそうな。

 1 席目は『難波戦記』の真田幸村の話へ。最近『育っちゃったらくご!』と『南湖十番勝負』で聴いて、そのときは阿呆のふりをしていた幸村が高野山から大坂城へ向けて奮起するところまでだったが、今回はその後。幸村を馬鹿にする織田有楽斎と大野道犬斎が出迎えるも、ことごとく幸村とは別人があらわれる。行軍の描写や人違いの連続など、緊張と緩和の繰り返しがおもしろい。

 そのまま 2 席目の『名医伝 藪井玄意』へ。京都から大坂へ下る三十石の船中で苦しむ男を助けた藪井玄意は、その男の世話で按摩となって貧乏人を助ける。大坂で流行った疫病が京都にまで拡がり‥‥。超の付く善人の玄意の活躍に心あらわれる。

 中入りを挟んで『赤穂義士銘々伝』から杉野十平次の話。蕎麦屋に扮して吉良邸の様子を探る十平次が、槍の名手の俵星玄蕃と出会う。玄蕃が吉良上野介に召し抱えられることを知った十平次は‥‥。吉良邸討ち入りを成功に導いた陰の功労者の話で、討ち入りが別視点から立体的になり、娯楽の少なかった時代には喜ばれたであろうことがよくわかる。


 東京・名古屋の遠征興行で手応えを感じていたのか、南湖さんの語りに余裕が感じられました。同時に、この会のスタイルも固まってきたように思います。
 「真田の入城」は名古屋からの中 1 日で前・後編を聴いた格好になりましたが、ぜひ通しで聴いてみたいですね。もちろんその後も気になりますが。

 7 月は会場が押さえられなかったそうで、次回は 9 月 11 日(金)です。
 そしてそして、なんと 10 月には 3 日連続の特別興行が。こちらの日程は 10 月 29 日(木)~ 31 日(土)です。

正直南湖

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