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天満の銀座

2009/6/21 @天満天神繁昌亭

  • 桂雀太 「天狗さし」
  • 林家花丸 「近日息子」
  • 笑福亭銀瓶 「書割盗人」
    ―― 中入り ――
  • おしどり 《音曲漫才》
  • 笑福亭銀瓶 「蔵丁稚」

※ 7 丁目


 初めて銀瓶さん主催の会へ行ってみました。位置付け的には勉強会なんでしょうが、色物でおしどりが入ってるんで寄席っぽい番組になってます。
 興行的にはしんどい日曜の夜に 9 割くらいの入り。最近の繁昌亭の夜席にしては入ってる方でしょう。


 トップの雀太はマクラで言葉の研究について。大阪弁で《松屋町》は《まっちゃまち》と発音することから「エチオピアエッチョピア散髪屋さんぱっちゃ月曜げっちょうが休み」となる、と。
 「天狗さし」はいつもながら口跡良くトントンと。

 花丸はいつものマクラをうまく《先繰り機転》に結びつけて「近日息子」へ。花丸らしいこまかい工夫やクスグリの加工があちこちに。云い間違いを諭す男のテンションが徐々に上昇し、それにつれてしゃべりも加速。最後に噛んでしまったのはご愛敬。サゲのちょっとした演出もなかなか。

 おしどりはマコのシャンソンにつづけてミュージカル「鶴の恩返し」。いつものパターンながら、ケンが妙なテンションでマコが困惑気味。リクエストはピカチュウで、保険に取ったお題が銀瓶で余計に動揺。

 銀瓶の 1 席目は、マクラで繁昌亭昼席の中トリで「書割盗人」を演ったときの話。最後の倒れる演出に対して、出番前に桂福車から「倒れたまま幕引いたらおもしろいかも」と提案され、採用することに。なかなかウケて高座を降りると、桂三枝や桂ざこばが楽屋に。ざこばが「あれ、お前が考えたんか?」「あんなん、おもろいと思てんのか?」「お前とはセンス合わんわ!」「お前にやったネタ、もう演らんといてくれ!」とキレる。平身低頭謝ると「わかった。チューしよ」。仕方なくすると「シャレやがな」と、酔ったざこばに翻弄される。
 その「書割盗人」は、最後はもちろんいわく付きの演出で。

 銀瓶の 2 席目は「蔵丁稚」。帰りが遅くなった丁稚を追求する旦那の追い込みが巧妙。そんななかにもクスグリを入れてやわらかさも。蔵に閉じ込められた丁稚の芝居が、子どもの真似事から徐々に回想シーンに移行するかのような演出はお見事。


 銀瓶さんは器用さに加えて余裕のある高座で、安心して観てられますね。2 席ともマクラもたっぷりで、たのしませていただきました。2 時間ちょいでしたから、中入りなしでも良かったかも。

 次回は 8 月 9 日(日)です。

笑福亭銀瓶の出演情報

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