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月亭遊方のカジュアル古典

2009/7/16 @動楽亭

  • 月亭遊方 《随想・らくごの○○》
  • 月亭遊方 「うなぎや」
  • 桂文華 「遊山船」
    ―― 中入り ――
  • 遊方・文華 《トーク》
  • 月亭遊方 「稲荷俥」

※ 第 2 回


 暑いなか、早くから開場待ちの列ができてて、開演の頃には 50 人ほどの入りに。動楽亭は久々でしたが、山台が低くなってました。


 まずは遊方が落語に対する思いを語るコーナー。今回は《落語のアレンジ》についてあれこれ。三遊亭圓丈の著作 『ろんだいえん』 が新作派を持ち上げまくりなことに始まって、遊方自身が古典を演る上でのアプローチやギャグを追加するときのポイントなど。おもしろエピソード満載で、それでも先輩(師匠の月亭八方や笑福亭福笑など)の言葉を織り交ぜながら持論を展開。おもしろくもなかなか興味深い。

 遊方の 1 席目は、食にまつわるあれこれをマクラに「うなぎや」を。鰻屋の主人がウナギを追いかけて山台を降りて舞台の袖へ引っ込んだり、腕ほどもある太いウナギを座布団で押さえ付けたり、文字通り七転八倒。女将の懐にウナギが飛び込む場面は大人向け。おもしろ過ぎ!

 文華は開口一番「どうなんでしょう」。オープニングの古典のアレンジの話や「うなぎや」のウケ具合で、とにかく演りにくそう。やけくそ気味に自身の落語論・落語観を展開。
 気を取り直し、夏の思い出から「遊山船」へ。約 4 年ぶりとのことだが、口跡良く夏の風情もしっかりと。「屋形船の障子が閉まってるのは顔を指すから」と云う説明で「親子茶屋」のくだりを掴み込んだり。

 中入りを挟んで、「稲荷俥」のマクラ代わりのトークは《神信心》について。大黒天の使いはネズミ、毘沙門天の使いはムカデ、人間の使いはパシリ。出番前の拝礼や、参拝時の賽銭の額など、おもしろおかしくあれこれ。

 遊方は以前「稲荷俥」を演る前に桂米朝に挨拶に行き、そのとき「稲荷俥」は米朝が復活させたネタだと知らず「このサゲ、落ちてないと思うんですよ」と云ったことから 2 時間ほど話し込んだそう。
 その「稲荷俥」は、遊方らしいクスグリをあちこちに追加し、大金を俥に忘れた客が俥屋のドンチャン騒ぎの様子をうかがう場面を拡大し、もちろんサゲも変えて。後半がやや冗長に感じられるが、整理されればおもしろいコメディーに仕上がりそう。


 落語もトークもたっぷりで 2 時間半近くに。おなかいっぱいです。とくに文華さん、普通に演ってシュッと降りりゃええもんを、アウェイの空間でもがく様子がなんともおかしかったです。

 次回は秋頃の予定です。

遊方 FOR YOU!

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