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できちゃったらくご!

2009/7/29 @動楽亭

  • 《オープニング》
  • 桂三金 「変わったお仕事」
  • 桂三風 「芸は人なり」
  • 笑福亭たま 「新品累額縁しんぴんかさねがくぶち
  • 桂あやめ 「あなたのためならどこまでも」
    ―― 中入り ――
  • 旭堂南湖 「アザラシ」
  • 月亭遊方 「彫刻の腕」
  • 《エンディング》

※ 第 47 回
※ すべて自作のネタ下ろし


 動楽亭に 40 人ほど。『できちゃった』はこれくらいで定着してきたのかも。


 オープニングの出演順決めジャンケンはなかなか決まらず。ネタができていなかった三風は三金にプレッシャーを掛けてトップを免れる。必死に台本を覚えながら悪あがきしていた遊方はトリに。

 三金は仕事で屋久島へ行ったときの話をマクラに、営業の実体験を落語化した、聞いてた仕事の話がどんどん変わる噺。入り時間から食事から宿泊からどんどん変更される、あり得そうな展開が気の毒でおもしろい。

 三風はマクラで北海道旅行の話をたっぷりしてから、とある噺家の一門会の打ち上げの噺。酔っ払ってワチャワチャはありがちだが、噺家の一門と云う設定にリアリティーがあっておもしろさ倍増。

 たまは「19 世紀のヨーロッパのお噺を‥‥」と前置きして「ちょっとあんた、あんた」。腕のある額縁職人の夫と、絵を描き始めた妻の噺。額縁よりも絵の方に注目が集まるようになり‥‥と云う展開を、地噺を中心に。ダジャレ。

 あやめは《彦八まつり》で上映予定の映画の脚本を落語に仕立てて。噺家協会の会長選挙で師匠に票を集めるべく弟子があちこちの一門の事始めの会場を訪問する。出てくる噺家のキャラが立ちまくりで、ここらはあやめならでは。半ばまでの予告編。

 中入りを挟んで、南湖はマクラで皆既日食を見に行った話や富士登山の話をたっぷりしてから、エベレスト登山の噺。エベレスト登頂の志し半ばにして他界した妻の代わりに、アザラシとともに頂上を目指す夫。荒唐無稽な展開だが、実話かと思わせる語り口。

 トリの遊方は美術館での噺。彫刻の腕を折ってしまったが、それを気に入った人が出てきて‥‥ってな感じのてんやわんや。まだまだ未整理部分が目立つも、遊方らしいドタバタ感がたのしい。

 最後に全員そろってエンディング。『育っちゃったらくご!』や『桂三枝一門会』の招待券プレゼントも。


 新作と云えども落語 6 本+αで、たっぷり 3 時間の会に。今回は偶然同趣向の噺が多かったですが、ここらも『できちゃった』ならではですね。
 デブネタでない三金さんはひょっとすると初めてだったかもしれませんが、かなりおもしろかったです。南湖さんのはムリヤリ作ったのかもしれませんが、不思議な雰囲気でした。

 次回は 9 月 27 日(日)です。

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