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新世界ネタ下ろし売り市場!

2009/7/17 @動楽亭

  • 桂さろめ 「犬の目」
  • 桂あやめ 「危険な女たち」(作:桂あやめ)
  • 林家小染 「算段の平兵衛」
    ―― 中入り ――
  • 笑福亭鶴笑 「彦八出世物語」(作:笑福亭鶴笑)
  • 桂あやめ 「猿後家」

※ 第 1 回


 この日から始まった、あやめさんと小染さんのネタ下ろしの会。パラパラと小雨の降るなか、お客さんは 40 人くらい。


 開演前の二番太鼓で笛の音がほとんど出てないと思ったら、さろめの初披露だったそう。これもネタ下ろしか。
 落語の「犬の目」もネタ下ろしで、噛んだり詰まったりぎくしゃく。それでも明るくサゲまで。笑福亭生喬が東京弁風に翻訳しながら稽古を付けたそう。

 あやめの 1 席目は、バブル全盛期の余興がいかに派手だったかを紹介してから、その頃に作った「危険な女たち」を。アラフォー世代の 2 人の主婦がディスコへ行く噺で、現代向けに「ホテルの 80 年代リバイバル企画のディスコへ行く」と云う設定にリライト。主婦のおばちゃんノリがたのしい。

 小染はこの会のチラシの写真をグチりつつ、出演者の年齢の話をし始めると、袖からあやめが飛び出してきて「うるさいなあ!」。
 ネタ下ろしの「算段の平兵衛」は、やや言葉が多い印象。このネタでサゲは初めて。

 中入りを挟んで、ゲストの鶴笑もネタ下ろし。パペットなしの無防備で出てきたことをアピールしてから「定吉! 定吉!」と始まり、いきなり袖へ引っ込んだかと思ったら、大きなボストンバッグを下げて再登場。どこが無防備やねん!
 客席の前まで降りてきて、輪を使ったジャグリングや抜け技(紙、ハンガー、拘束服)を披露し、旦那と丁稚が大道芸を観ていた体で、この大道芸人が米沢彦八だった‥‥と云うのがオチ。

 あやめは「いまのは落語に入れていいんでしょうか。また上方落語協会で話し合わなければなりませんねぇ」。
 ネタ下ろしの「猿後家」は、登場人物のキャラクター設定などにあやめらしい味付けがなされているも、後家にベンチャラする男の奈良の名所案内がたどたどしいのが残念。


 ネタ下ろしの会でしたが、古典なんでグダグダ感は少なかったと思います。鶴笑さんは繁昌亭用の試運転と云う印象でしたが、それもまたおもしろかったです。
 あやめさんの「猿後家」は立て弁に課題ありでした。「口入屋」の女中もそうですが、とにかくこれは稽古量と口演数がもろに効いてくるところだと思います。今後に期待、ですね。

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