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繁昌亭昼席

2009/7/6 @天満天神繁昌亭

【桂つく枝改メ五代目桂文三襲名披露特別興行】

  • 桂三幸 「初天神」
  • 桂阿か枝 「狸の賽」
  • 桂文華 「青菜」
  • 内海英華 《女道楽》
  • 笑福亭鶴瓶 「厩火事」
  • 桂三枝 「じいちゃんホスト」(作:桂三枝)
    ―― 中入り ――
  • 《桂文三襲名披露口上》
  • 笑福亭竹林 「仏師屋盗人」
  • 桂きん枝 「孝行糖」
  • 桂文三 「七度狐」

※ 第 146 週


 5 月 16 日に五代目を襲名された文三さんの、繁昌亭での披露興行へ。いろいろと勘案した結果、初日に行ってきました。繁昌亭前の 一枚看板 が雰囲気を盛り上げます。
 昼席も平日はぼちぼち入りやすくなってきたと聞いてましたが、さすがにこの日は立ち見も出る大入り。聞くところによると、この 1 週間の前売り券は完売だとか。


 まずは三幸が元気に「初天神」を、時間の都合で飴屋とみたらし団子屋のくだりだけ。イントネーションが気になるも、指をねぶりつつ飴を選ばせる父親が味見までするのが無茶でおもしろい。

 阿か枝は「狸の賽」。やはり襲名披露興行には化ける噺が付き物か。そつなく手堅く上手いが、引き芸と云えどももう少し声を張る必要はあろう。

 文華はクーラーのない夏の体験談で暑さを植え付けてから「青菜」を。先の阿か枝と比べると、なんともこってりした味わい。安定した口跡が心地良い。

 英華は都々逸や曲弾きで華やかに色を添える。

 ここで竹林の予定だった出番順を入れ替えて鶴瓶が登場。鶴瓶をライバル視する桂ざこばのエピソードなどでワッと沸かしてスッと「厩火事」へ。女房の心持ちの変化がかわいらしい。

 三枝が鶴瓶の主演映画を「デイ・サービス」と紹介すると、袖から鶴瓶が飛び出してきて「ディア・ドクター!」。そこから上手くマクラをつないで「じいちゃんホスト」へ。50 代の主婦が 65 歳から 85 歳までのホストが在籍するホストクラブへ。源氏名から笑わせる。観客参加型で、下座からも声が。

 中入りを挟んで、襲名披露口上。下手側より、司会の文華、きん枝、鶴瓶、文三、三枝、桂春之輔。それぞれ文三を上げたり下げたり、笑いたっぷり。

 文三の大学の先輩に当たる竹林は、自虐的マクラから「仏師屋盗人」。淡々としつつも立場の逆転がおもしろい。

 きん枝は文三と一緒に桂米朝宅へ襲名の挨拶に行ったときの話をマクラに、十八番の「孝行糖」をきっちりと。

 繁昌亭昼席で初めてのトリの文三に「たっぷり!」の声が掛かる。所信表明の挨拶から、「旅の噺を‥‥」と「東の旅」の「野辺」「煮売屋」のくだりから「七度狐」を。緊張からかやや荒い印象だが、喜六が食いしん坊と云う設定のクスグリがなんともおもしろい。


 豪華な出番でにぎやかで、さすがに特別興行は満足度が高いですね。少ないとは思いますが、たまたまチケットを買ったってなお客さんはかなりラッキーだったと思います。

桂文三の満腹日記
天満天神繁昌亭

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コメント

ごぶさたしております。初日においでたんですね。
私は初日と三代目と文珍さんがお出になる3日目に
行きました。初日は本当に豪華な顔ぶれでしたね。
三枝師匠のネタは落差があって、中にはうーんと思うもの
もあるのですが、じいちゃんホストは傑作ですね。
良かったです。個人的には大満足でした。文三さんも
とても素敵な方で、これから本当に応援したいですね。

ところできん枝さんの落語ってやっぱり△なんですかねー。
2階から見てたのですが結構お休みの方がいました。
正直、これで小文枝をいうのはどうかなと思いました(笑)
ネタのせいなんかなー。

投稿: 小文文 | 2009.07.17 21:40

■ 小文文 さん
三枝さんは世相をネタに盛り込むのが上手いですよね。
きん枝さんは、個人的には悪い印象は持っていません。
初日の「孝行糖」は、あの時間帯だと重たかったかも。

投稿: わさび | 2009.07.18 22:52

文枝師匠も「孝行糖はしんどいネタやで」と言うてました
から、襲名披露ではやっぱり選択ミスかもしれませんね。
私もそんなに悪い印象は持ってないです。さて、9月の
繁昌亭はなかなか魅力的な番組が目立ちますね。
可朝師匠の出番が3回もあるし。遠方に住んでいると皆勤が
難しいから非常に困ります。とりあえず今月30日を楽しみに。

投稿: 小 | 2009.07.24 22:43

■ 小 さん
可朝さん、協会の謹慎が解けた(?)と思ったら、いきなり出番が多いですよね。
さすがに私も皆勤はムリです。:o)
昼席もたのしみですが、9 月の福團治さんとの二人会にも期待です。

投稿: わさび | 2009.07.26 03:06

昼席行って来ましたよ。可朝師匠、さすがでした。
しかし、本当に歯切れのいい語り口ですね。
粋な味わいがあります。充実の中トリでした。

投稿: 小文文 | 2009.07.30 23:13

■ 小文文 さん
7/26 の繁昌亭昼席へは私も行ってました。
そのうち記事を上げます。
最近、滞り気味で‥‥。

投稿: わさび | 2009.08.01 22:36

円丈さんご出演の日に行ってたんですね。東京の福笑
といった感じでしょうか。文珍さんなどに影響を与えた
新作落語の名手ですね。こういう客演を目当てにしてるの
ですが、平日はなかなか忙しいし、やはり目当てになる
噺家さんも多いですしね。

ところで、先日の可朝師匠は「次の御用日」でしたが、
31日の余一会では、あの「算段の平兵衛」をやったそうです。
東京の人、羨ましい。

投稿: 小文文 | 2009.08.10 18:57

■ 小文文 さん
圓丈さんと福笑さんとでは、テイストはかなり違いますが、イメージは近いですね。
可朝さんの「算段の平兵衛」はまだ観たことありません。
月亭の御家芸みたいになってるネタなんで、いつかは観てみたいです。

投稿: わさび | 2009.08.12 13:53

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