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笑福亭たま・旭堂南湖 二人会

2009/8/7 @動楽亭

【三遊亭円朝に挑む!!】

  • 桂さろめ 「犬の目」
  • 旭堂南湖 「藪井玄意 京都の巻」
  • 笑福亭たま 「厩火事」
    ―― 中入り ――
  • 旭堂南湖 「鶴殺疾刃包丁 一」
  • 笑福亭たま 「新景累ヶ淵 豊志賀の顔」(作:笑福亭たま)

※ 第 9 回/初日


 大阪では久々のたま南湖は 3 夜連続公演。今回はたまさんと南湖さんが圓朝作品に挑むと云う企画で、事前には《上方勝手に円朝祭》と冠されてたんですが、無許可でヤバいとの判断か、チラシからはカットされてました。
 観客は 30 人くらいでゆったり。もっと入ると思ったんですが、「3 日間あるんで、土日のどっちかに」ってお客さんが多いのかも。


 開口一番のさろめはネタ下ろししたばかりの「犬の目」を。流れはややスムーズになったが、まだ全体にバラバラな印象。独特の気持ち悪さが笑いにつながるか微妙なライン。

 南湖の 1 席目はマクラで圓朝についていろいろ。今回口演する「鶴殺疾刃包丁」は実は圓朝作品ではなく、圓朝が名義を貸しただけの作品とのこと。はてなキーワードの 旭堂南湖 の項に『明治に流行った三遊亭円朝「松乃繰美人廼生埋」や快楽亭ブラック「幻燈」などの「探偵講談」を、復活上演』とあるも、「松乃繰美人廼生埋」は口演した覚えがないそうな。
 まずは「藪井玄意」を。医師の藪井玄意の門前に手紙を携えた孤児。育ててやろうと迎え入れると子どもが「マンモスうれピー」「のりピーの子どもかいな」。何度か口演を重ねて安定した語り口。

 たまの 1 席目は《見たまま思たまま》云ったことがイヤミととられる、落語「堪忍袋」のようなエピソードをマクラに、今回の趣向について。初日と中日の分の新作は出来上がってるが、楽日の分はまだまったくできてないとのこと。
 新作ショート落語「念写」から、まずは古典で「厩火事」を。以前よりクスグリ増量の印象。身体を心配されたときの女房の表情が気持ち悪さ満点でおもしろい。

 南湖の 2 席目は、大坂が舞台の「鶴殺疾刃包丁」。江戸から大坂へ流れてきた博徒の御家安とその妹・お藤。大名に見初められたお藤は輿入れし、御家安も金を手にするが、散財で羽振りが悪くなると江戸へ。福蔵のもとへ転がり込み、福蔵の女房のお亀を犯す。不甲斐ない福蔵に愛想を尽かしたお亀は御家安とねんごろに‥‥。

 たまの 2 席目は「真景累ヶ淵」にインスパイアされた新作。豊志賀、新吉、お久の墓を訪れたカップルの三角関係が露見する噺。豊志賀の表現で顔芸連発。


 押し芸のたまさんと引き芸の南湖で、いつもながら相性が良いですね。開演が 19 時なんで、終演は 21 時を超えます。せっかくですから、そこらはあまり気にせずたっぷり演ってほしいです。

らくごの玉手箱
正直南湖

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