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池袋演芸場 八月上席

2009/8/1 @池袋演芸場

【昼の部】

  • 柳亭市也 「道具屋」
  • 柳家ろべえ 「元犬」
  • ホンキートンク 《漫才》
  • 柳家はん治 「背なで老いてる唐獅子牡丹」(作:桂三枝)
  • 柳家喜多八 「長屋の算術」
  • 花島世津子 《奇術》
  • 柳家小里ん 「碁泥」
  • 入船亭扇橋 「麻のれん」
  • 林家正楽 《紙工芸》
  • 金原亭伯楽 「夢の酒」
    ―― 中入り ――
  • 柳家禽太夫 《漫談》
  • 柳家小袁治 「長短」
  • 昭和のいる・こいる 《漫才》
  • 柳家小三治 「野ざらし」

【夜の部】

  • 三遊亭玉々丈 「たらちね」
  • 三遊亭金兵衛 「富士詣り」
  • 古今亭志ん丸 「強情灸」
  • ダーク広和 《奇術》
  • 五明楼玉の輔 「宗論」
  • 桂藤兵衛 「江ノ島の風」
  • ロケット団 《漫才》
  • 柳家花緑 「権助提灯」
    ―― 中入り ――
  • 林家彦丸 「鮑のし」
  • 翁家和楽社中 《太神楽》
  • 林家正雀 「江ノ島騒動」
  • 正雀・彦丸 舞踊「かっぽれ」


 「小三治さんを池袋で」の野望を果たすべく、いざ密航。始発に近い便で出発しましたが、それでも到着したのは 11 時で、演芸場の前はすでに長蛇の列でした。東京在住の吉朝ファン K さんに先に列んでもらってて助かりました。ありがとうございます!
 普段は開場とともに入場券発売だと思うんですが、この日はあまりにも待ち行列が伸びたんで、入場券発売を前倒しし、買った人から地下の会場への階段へ。階下はサウナのような状態になってました。開場自体も少し前倒しされたと思います。
 池袋演芸場は固定座席が約 100 席で、客席が左右に分かれてます。K さんのおかげでなんとか固定座席を確保。通路には補助席も用意されてますが、当然すぐに埋まります。左右や後方の通路の空きスペースには立ち見のお客さんがぎっしりで、中央の通路にもお客さんが座り込み、さらには最前列の座席の前の通路(舞台直下)にもお客さんが座り込み、「立錐の余地なし」とはまさにこのこと。最前列前のお客さんは噺家さんがまったく見えなかったと思います。


 舞台直下の客に気付いた噺家は「ここまで入るか!?!?」と云った感じで一様におどろく。ろべえは顔が見える位置まで、正楽は舞台のギリギリまで座布団の位置を前にずらして演る気遣いも。

 中入り後は持ち時間を端折り、トリの小三治に時間を持たせる。
 定刻より早めに登場した小三治に一際大きな拍手喝采。やや硬い表情で、あまりの入りの多さに軽く苦言。そこからいろいろとマクラをつなぎつつ、演目を思案している様子。
 「野ざらし」に入ると、さすがに表情はいきいき。脳天気な八五郎に釣人が云う「お魚を釣ってるんですよ」がかわいい。八五郎が釣竿で川をかき混ぜて自分の鼻を釣るところまで。以前、独演会で聴いたときはサゲがあって、この日は時間の余裕もあったが、寄席ならでの間合いがあるのかも。

 昼の部が終わると補助席や立ち見の客はいなくなり、固定席の方も半分ほどに。なんともわかりやすい。
 それでも夜の部が進むにつれて客が増え、中トリの花緑の頃にはいっぱいに。その花緑、テレビ出演時のエピソードでつかんでから「権助提灯」を。ややクサさが鼻に付くも、演出の上手さは際立つ。

 夜の部のトリでは照明が落とされ、正雀の怪談。これも恒例のよう。師匠の林家彦六の話をマクラに「江島屋騒動」をたっぷり。
 噺が終わると、弟子の彦丸が「かっぽれ」で気晴らし。途中で正雀も登場し、「喧嘩かっぽれ」でお開き。

 昼夜通して初めて観る芸人が多かったが、なかなか好感触。若手では志ん丸、ろべえ、市也、ベテランでは小袁治、伯楽、小里んあたり。寄席の寸法で気軽に観られるのが良いのかも。
 さらに、色物の充実度がスゴい。のいる・こいるは云うまでもなく、ロケット団やホンキートンクも、とにかく漫才はボケ量がハンパなく、また寄席の雰囲気にも溶け込んでる感じ。マジックのダーク広和もゆるトークがたのしく、東京の層の厚さを実感。

 小三治の出演で木戸銭がやや高めだったようだが、2,800 円で丸々 1 日たのしめることを考えると満足度高し。


池袋演芸場

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