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可朝・福團治 二人会

2009/9/28 @天満天神繁昌亭

  • 桂福丸 「時うどん」
  • 桂福車 「代書屋」
  • 桂福團治 「蜆売り」
    ―― 中入り ――
  • 桂文福 《相撲甚句》
  • 月亭可朝 「算段の平兵衛」

※ 第 4 回


 1 階はほぼ満席で 2 階にも入る大入り。

 福丸のマクラは結構おもしろいのに、ネタの「時うどん」に入ると引き過ぎの感あり。丁寧なのは良いが、もうちょっと発散しても良いかも。後半はなかなか。

 福車の「代書屋」は春團治の型を、意外なほどオーソドックスに。

 福團治はいつもの自虐的マクラはやや短めに、四季折々の行商の売り声から「蜆売り」を‥‥って 第 3 回 と同じネタ!

 中入りを挟んで、飛び入りの文福が普段着に法被を着て登場し、いつもの流れで相撲甚句を。もちろん可朝や福團治を織り込んで。

 可朝は野球賭博やストーカーの話でつかんでから、念願の「算段の平兵衛」をたっぷりと。悪さのなかにもどこかゆるさがあり、なんとも心地良い語り口。庄屋の一件を上手く算段するも、その後の展開からサゲのくだりは初めて。


 「算段の平兵衛」のサゲについて。(以下、ネタバレ)

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できちゃったらくご!

2009/9/27 @動楽亭

  • 《オープニング》
  • 月亭遊方 《一人大喜利》
  • 桂三金 「増えたお仕事」
  • 桂三風 「叩き売り」
  • 旭堂南湖 「冬虫夏草」
    ―― 中入り ――
  • 月亭遊方 《一人大喜利》
  • 笑福亭たま 「マザコン教師」
  • 桂あやめ 「のりピー復帰プロジェクト」
  • 《エンディング》

※ 第 48 回
※ すべて自作ネタ


 ザッと 30 人強と、ここ最近にしてはやや少なめの入り。

 前回 6 人全員がネタを演ると終演がかなり遅くなってしまったことから、今回は遊方が MC 役で、残る 5 人がネタ下ろし。順番決めジャンケンも、ひとり余裕の遊方が妙なテンション。

 MC の遊方が、師匠の八方と話すなかで出てきたアイディアを実験。NGK で演ってる大喜利(司会 + 解答者 4 人)を、ハリセンをバンバン鳴らしながらひとりで再現。あいうえお作文と一から十。目標は『爆笑レッドカーペット』に出ることだそう。
 楽屋で他のメンバーから「仕込みはあかんやろ」とのツッコミが入り、中入り後にガチンコあいうえお作文。グダグダ。

 三金は前日に完成していたそう。地方の営業で、約束にない仕事がどんどん増える噺。前回同様《お仕事》シリーズで、どんどんバリエーションが増えそう。

 三風はフィリピン人がバナナの叩き売りの行商人になる噺。着想はおもしろいが先が読めるんで、もうひとひねりほしいところ。

 南湖はあれこれしゃべってから、冬虫夏草にまつわる話。プチ下ネタ。

 たまは出来ていた新作を諸般の事情で封印し、新たに当日書き上げたそう。新任の中学教師に母親が付き添ってくる噺。中だるみ感はあったが、母親のキャラクターがおもしろく、整理されるとかなりおもしろくなりそう。

 あやめはまんま、酒井法子をいかにして復帰させるか?の噺。ムリヤリなところもあるが、単純におもしろい。情報収集でエピソードが積み上げられればどんどん良くなるだろうし、他の人物にも当てはめられる。昼の段階で箇条書きメモだったそうだが、しっかり形になってるのはさすが。

 19 時開演で 21 時終演の 2 時間半。この日は『できちゃった!』としては久々に大アタリな印象。

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柳亭市馬独演会

2009/9/27 @TORII HALL

【ご愛顧 30 年】

  • 柳亭市也 「真田小僧」
  • 柳亭市馬 「船徳」
    ―― 中入り ――
  • 姉様キングス 《音曲漫才》
  • 柳亭市馬 「御神酒徳利」

※ 第 3 回


 前売り完売で大入り満員。

 市也は 2 年前のこの会のあと、市馬に入門志願したそう。そのとき市馬は「大阪で云われても‥‥」。「真田小僧」は、表情は良いが台詞は噛みまくり。

 久々の姉様キングスは、都々逸、欽来節、金色夜叉、阿呆陀羅経。とくに芝居ネタの金色夜叉がおもしろく、雀リーヌお染のよよと崩れる様が秀逸。

 市也の高座を袖で観ていた市馬は、歯がゆさから愚痴モードに。1 席目の「船徳」は、夏の川面の景色が目に浮かぶよう。若旦那が艪を漕ぎつつ歌う演出は市馬ならではかも。
 2 席目の「御神酒徳利」は、算盤占いの男の困りっぷりがたのしい。鴻池善右衛門の使用人の大坂弁はやや気になる程度。芸者を上げてのドンチャン騒ぎで「姉様キングスでも呼んでこい」とサービス。
 2 席ともたっぷり、それでいて口跡やわらかく聴き疲れなし。


柳亭市馬公式サイト

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花ちゃんの会

2009/9/26 @ワッハ上方レッスンルーム

  • 笑福亭笑子 「寿限無」
  • 林家花丸 「まんじゅうこわい」
  • 桂歌之助 「しびんの花活け」
  • 林家花丸 「初音の鼓」


 入りは 30 人強。DM を出すのが遅れてしまったそう。予約が少なかったからか、畳を敷かずに椅子席のセッティング。

 笑子の「寿限無」は、寿限無~の友達が学校へ誘いにくる場面から、寿限無~の臨終場面へ。どんなネタでも意欲的に独自の工夫を盛り込む。

 歌之助は得意の「しびんの花活け」。特有のメリハリのある所作や口跡は侍にはぴったりだが、道具屋にはもう少しゆるさがほしいところ。

 花丸の 1 席目「まんじゅうこわい」は、登場人物のキャラクターが多彩でたのしい。怪談調のくだりもあり、たっぷり。
 2 席目は、歌之助のネタと付くことを断ってから「初音の鼓」を。小佐田定雄に「東京の『普段の袴』を演ってみたい」と相談したところ、なぜか「初音の鼓」の台本が送られてきたそう。道具屋が源義経由来と云われる鼓を殿様に売り付けようとする噺。クスグリのセンスが花丸らしい。繰り返しでダレそうになる場面にもうひと工夫ほしいところ。

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花花寄席

2009/9/26 @ヨシモト∞ホール OSAKA

  • 桂三幸 「初天神」
  • 桂三金 「竹の水仙」
  • おしどり 《音曲漫才》
  • 月亭遊方 「オーサカ・シネマロケンロール」(作:遊方)
    ―― 中入り ――
  • 林家小染 「住吉駕籠」
  • 桂文華 「子は鎹」

※ 第 78 回


 入りは 40 人弱。よほど前売り券が出てなかったか、パイプ椅子が 2 列に。前説はきらりん。

 三幸はマクラがたのしい。ネタは先日の 『なみはや亭』 同様「初天神」。流れはこの日の方が良かった感じ。

 三金は「竹の水仙」をごく丁寧に。やわらかい雰囲気でニンに合った感じ。

 おしどりは、マコが風邪で不調だったようで、この日は仕込みネタで手堅く。

 遊方はネタ出しで「オーサカ・シネマロケンロール」を。大阪のたこ焼き屋に東京から映画の撮影隊がくる噺。クスグリにちょこちょこ手が入れられてる。

 小染の「住吉駕籠」は、酔っ払いが出てくるあたりからが真骨頂。駕籠屋が「雀駕籠で帰んなはれ」と客引きすると、酔っ払いが「千鳥で帰る」でサゲ。

 文華の「子は鎹」は女房が家を出た型。たっぷり。


花花寄席日記
ヨシモト∞ホール OSAKA

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日曜落語なみはや亭 公開録音

2009/9/24 @ABC ホール

  • 桂三幸 「初天神」
  • 林家花丸 「たいこ腹」
  • 桂文太 「百人坊主」
    ―― 中入り ――
  • 桂こごろう 「替り目」
  • 月亭八方 「質屋芝居」

※ 第 67 回


 好番組でなんとか観たいと、6 枚応募して 1 枚当選。

 三幸は軽いマクラから「初天神」を。息子が隣の男に夜の出来事をしゃべりに行く場面はなく、父親が秘密をバラされそうになって初天神へ。飴屋のくだりがたのしい。みたらし団子屋まで。

 花丸は幇間が軽妙な「たいこ腹」。放送を意識してか、いつも以上に丁寧な語り口。ただ、意識し過ぎて噛んだり云い間違ったりも。幇間とネコとのやり取りと、かまぼこの板がツボ。

 文太の登場にあちこちから声が掛かる。「百人坊主」を丁寧に、それでいて要所できっちり笑わせる。

 こごろうはめずらしくマクラを長めに、酒飲みの小咄から「替り目」を。導入部の俥屋とのやり取りを端折り、喧嘩するほど仲が良い夫婦にスポット。かなりこごろうテイストに味付けされてる印象。

 トリの八方は「最近やることがない」ってな話から「昔は娯楽が芝居くらいだった」ってな話へとマクラをつないで「質屋芝居」へ。芝居のまね事はやや硬さが感じられるも、場面の切り返しが八方らしい切れ味。

 これで 300 円はお値打ち。


ABC ラジオ

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圓丈・福笑 二人会

2009/9/22 @天満天神繁昌亭

【江戸大坂、うんこ二本立て】

  • 笑福亭たま 「伝説の組長」
  • 笑福亭福笑 「油屋金兵衛」
  • 三遊亭圓丈 「藪椿の陰で」
    ―― 中入り ――
  • 三遊亭圓丈 「肥辰一代記」
  • 笑福亭福笑 「絶体絶命」

※ すべて自作ネタ


 開口一番のたまは出囃子“石段”で登場。圓丈の著作 『ろんだいえん』 の矛盾点を紹介してから「伝説の組長」を。かなり繰られてテンポ良く展開。

 圓丈の 1 席目「藪椿の陰で」は、足立区のとある一家のもとに突然あらわれた大型犬の噺。ちょっと人情噺っぽい展開がなかなか良いが、後半はやや失速。
 2 席目には「可哀想なウンコに香典を!」がネタ出しされていたが、勘違いして「肥辰一代記」をおぼえてしまい、「可哀想な~」の方は忘れたため「肥辰~」を。汚穢おわい屋(肥汲み屋)に弟子入りする噺。終盤の汚穢屋の弟子修行のくだりがすさまじい。客もバカ負けしてうねるような笑いに。

 福笑の 1 席目「油屋金兵衛」は、ケチの金兵衛を云いくるめて金を借りる噺。「そこや!」「ここや!」のやり取りがたのしい。
 2 席目の「絶体絶命」は、田舎道で突然便意をもよおした女性がガソリンスタンドで便所を借りる噺。満天の星空のもと、ガソリンスタンドの裏のフキ畑で用を足す女性が、綺麗やら汚いやら。

 後半のウンコ対決は、圓丈の噺のあまりのバカバカしさにあきれたが、福笑の方もやっぱり負けず劣らずのバカバカしさ。

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たま・兼好 二人会

2009/9/20 @高津の富亭

  • 笑福亭たま 《ごあいさつ》
  • 旭堂南青 『太閤記』より「木村の麻風呂敷」
  • 三遊亭兼好 「近日息子」
  • 笑福亭たま 「青菜」
    ―― 中入り ――
  • 三遊亭兼好 「千両みかん」
  • 笑福亭たま 「つぼ算」


 神戸に来ていた兼好が「飲みませんか?」とたまを誘ったところ、たまから「どうせなら落語会も」と、1 週間前に開催が決定。心配された客足は、あの会場に 70 人ほどの大入り。

 南青は随所に笑いどころを盛り込み、軽快な口跡も相まって、短時間でも充実。

 兼好の「近日息子」は、福笑とたまの録音をもとに覚えたそう。もう少し繰られてくると、突出したキャラが出てきそう。
 「千両みかん」は上方版よりややあっさりした構成。番頭の疲労感や切迫感がもう少しほしいところ。

 たまは 1 席目に「兼好さんの得意ネタを‥‥」と「青菜」を。前半の旦那と植木屋とのやり取りで旦那を際立たせれば、後半で旦那をまねる植木屋の台詞がもっと活きてきそう。
 2 席目の「つぼ算」は、瀬戸物屋の番頭が困る後半の場面がより複雑になってておもしろい。


らくごの玉手箱
徒然なるままに三遊亭兼好を応援する人々

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東西落語名人選

2009/9/19 @神戸文化ホール 中ホール

【昼の部】

  • 三遊亭兼好 「看板の一」
  • 笑福亭松喬 「牛ほめ」
  • 柳家小三治 「千早振る」
  • 桂春團治 「代書屋」
    ―― 中入り ――
  • 月亭八方 「算段の平兵衛」
  • 桂歌丸 「藁人形」

【夜の部】

  • 三遊亭兼好 「元犬」
  • 月亭八方 「質屋芝居」
  • 桂歌丸 「城木屋」
  • 桂春團治 「皿屋敷」
    ―― 中入り ――
  • 笑福亭松喬 「はてなの茶碗」
  • 柳家小三治 「禁酒番屋」

※ 第 35 回


 1 階席が 4,800 円、2 階席でも 3,800 円と、やや高めの会。夜は若干余裕もあったが、昼夜ともまずまずの大入り。

 昼夜とも開口一番の兼好は、いつもの毒気を含んだ軽口で会場をゆるめる。「看板の一」も「元犬」も兼好では初めてだったが、どちらも手堅い印象。「元犬」のサゲ「お前さん、昔からそんなにおもしろかったのかい?」「さっきまで頭も白かった」は初めて聴く型。

 松喬は、昼は早い位置で軽めの「牛ほめ」を抜群の安定感で。ベテランの前座ネタは(学校公演なんかでは演られるだろうが)普段なかなか聴けないだけに貴重かも。
 夜は中トリ後に「はてなの茶碗」をたっぷり。米朝一門の印象が強いネタだが、茶金の納まった雰囲気がぴったり。

 八方は昼夜ともたっぷりのネタ。昼の「算段の平兵衛」は何度か観ているが、平兵衛がお花と夫婦になるくだりや隣村の盆踊りの場面など、細部の描写が追加されてヴァージョンアップした感じ。
 夜の「質屋芝居」は八方では初めて。芝居の台詞や所作にぎこちなさが感じられるも、場面の切り返しのタイミングはさすがで、演ってる八方本人がなんともたのしそう。

 昼夜とも中トリの春團治は「代書屋」と「皿屋敷」を。要所々々で間を取り、表情で魅せる。持ち時間の都合で端折ってる場面もあるようだが、どうもそれ以外にちょこちょこと抜けが‥‥。

 歌丸は昼夜とも初めて聴くネタ。昼はトリで「藁人形」、夜は中トリ前に「城木屋」。いずれも地噺で、歌丸の語り口に合った感じ。

 お目当ての小三治、昼は中トリ前に一昨年のお詫びから。昼夜とも唱歌“青葉の笛”を歌い、それにまつわる話で終わったことについて「ひどい暑さだったんでしょうねぇ」。「千早振る」は、どこがどうと云うことはないのにおかしみがにじみ出てくる感じ。
 夜はゆるゆるとした導入から皮膚科に行った話につながって、マクラたっぷり。「禁酒番屋」は、番屋の侍の酔態が適度なユルさとクドさでおもしろい。最後のエグい場面はサラッとやり過ごす感じ。


神戸文化ホール

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優男組! 肩のこらない落語会

2009/9/16 @天満天神繁昌亭

  • 桂吉の丞 「時うどん」
  • 桂春雨 「稽古屋」
  • 桂あさ吉 「稲荷俥」
    ―― 中入り ――
  • ナオユキ 《漫談》
  • 林家花丸 「幸助餅」

※ 其の 1 月の巻


 三味線の中田まなみ(春雨夫人)プロデュースの会。チラシ以外の宣伝をまったくしなかったようで、1 階席が半分くらいの入り。

 《開口一番》の吉の丞は羽織を着て、「石段」ではない出囃子(曲目不明)で登場。フリー・トークっぽいマクラから「時うどん」を。軽妙軽快。

 《爽やかな落語》の春雨はこの会の発端をマクラに「稽古屋」を。ふわっとした物腰がニンに合った感じ。

 《穏やかな一席》のあさ吉はマクラがたのしい。この日は三味線の稽古と神社の奉納落語の話。「稲荷俥」は荒い場面も散見されるが、ニンに合った感じ。

 《緩やかな漫談》のナオユキは酒飲みの話を中心にぼそぼそ。それでもきっちりウケる。

 花丸のみネタ出しで、得意の「幸助餅」をたっぷりと。最後は会に合わせて「優しい男と男のお話でございました」と締める。


 次回は 1 月 13 日(水)の予定。

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京橋花月 よる芝居 『女忍のブルース』

2009/9/15 @京橋花月

【くのいちの哀しい性。わたしは‥‥こんな里に生まれたくなかった‥‥】

脚本・演出: 萩原芳樹
出演: メグマリコ(三女美)、シルク(三女美)、こっこ(三女美)、桂あやめ、池山心(しましまんず)、藤井輝雄(しましまんず)、杉岡みどり、徳富啓太(トクトコ)、林家染雀、小沢真太郎一座、他


 キャパ 600 の会場に 400 ほどは入ってた感じ。

 これまでは昭和 40 年代の演芸界を描いてきた《ブルース》シリーズ。今回は天正 7 年(1579 年)の天正伊賀の乱をベースに、伊賀忍者の里を描く。
 基本はコメディながら、史実をベースにしたストーリーや、殺陣を盛り込んだアクションなど、なかなか気合いが感じられる。ただ、劇団☆新感線を観てると、セットや演出がチープな感は否めない。

 座長のメグマリコは今回は三の線で落ちこぼれ忍者役。女に生まれながら男として育てられた右京太役の杉岡みどりの、男から女の表情に変わる場面が秀逸。老け役の桂あやめも脇役ながら存在感あり。林家染雀が普通の男役なのもめずらしい。

 約 100 分の舞台。適度なゆるさがこのシリーズの持ち味。


京橋花月

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天満天神繁昌亭 三周年特別興行

2009/9/15 @天満天神繁昌亭

【昼の部】

  • 桂三弥 「HOW TO プレイボーイ」(作:桂三枝)
  • 桂吉弥 「時うどん」
  • 笑福亭三喬 「墓供養」
  • 桂春團治 「皿屋敷」
  • 《爆笑歌舞伎「忠臣蔵 お軽勘平道行」》
    ―― 中入り ――
  • 林家染雀 《うしろ面》
  • 桂あやめ 「コンパ大作戦」(作:桂あやめ)
  • 桂三枝 「妻の旅行」(作:桂三枝)


 朝、昼、夜とも前売り完売。補助席、立ち見も出て大入り満員。

 三弥「HOW TO プレイボーイ」、吉弥「時うどん」は手堅く短めに。

 三喬は珍品の部類に入る「墓供養」。どもりの男がたのしい。

 春團治の「皿屋敷」は持ち時間のためか、めずらしく導入部を端折って。さすがに声量はないものの、表情はいきいきと。とくに終盤、お菊の幽霊が愛想をしたり怒ったりがなんともかわいい。

 春之輔の口上のあと、趣向の鹿芝居は『仮名手本忠臣蔵』から「道行旅路の花聟みちゆきたびじのはなむこ」のくだりを。出演は、三枝(早野勘平)、染丸(お軽)、八方(鷺坂判内)、染二、文三、生喬、染左、生寿、染吉。吉坊がツケ打ち。
 三枝は男前ながらぎこちなく、染丸は女形に成りきり、八方はノリノリ。1 階席の下手側通路を花道に見立てて。

 染雀はへらへら踊りとうしろ面。芸達者。

 あやめは手堅い「コンパ大作戦」で華を添える。

 三枝はさすがに客をつかむのが上手い。マクラからいつの間にかネタに入っている。「妻の旅行」は定年退職した夫が旅行に行くと云う妻のことをボヤく噺。時間の都合で途中で切ったよう。


天満天神繁昌亭

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深脳落語会 NIGHT HEAD SPECIAL

2009/9/14 @天満天神繁昌亭

  • 桂三四郎 「普請ほめ」
  • 笑福亭たま 「つぼ算」
  • 露の都 「子はかすがい」
    ―― 長崎さわぎ ――
  • 笑福亭たま 「高津の富」
    ―― 中入り ――
  • 笑福亭たま 《新作ショート落語》
  • 笑福亭たま (サイコメトリー捜査の噺)(作:笑福亭たま)


 1 階席はほぼ埋まり、2 階にも客が入る。

 三四郎の「普請ほめ」は、喜六的男が人の話をまったく聞かず、サゲも初めて聴くパターン。おもしろい。

 都はとりとめもない話(いわゆる「みやこ噺」)をたっぷり。話があっちゃこっちゃ飛ぶおばちゃんトークがたのしい。それで終わるかと思いきや、唐突に「子はかすがい」を。父親が出て行ってるパターン。

 たまの 1 席目は都の旦那から聞いた話(いわゆる「裏みやこ噺」)をたっぷり。「つぼ算」は、後半の瀬戸物屋の番頭との金勘定がより複雑に。
 2 席目の「高津の富」は、泊まり客がホラ吹きでなく財布を落とした設定で、二番が当たる男により焦点が集まる。ボヤ騒ぎは健在。
 中入り後の 3 席目は、新作ショート落語(ダジャレ多し)を発表してから、会の最中に書き上がった新作を。奇怪な殺人事件をサイコメトリー(超能力の一種)で残留思念を探って解決する噺。サゲが謎掛け風(あるいは「花筏」風)。

 たまの 2 席目の前に中入りではないトイレ休憩。たまの出囃子「長崎さわぎ」に合わせて都が踊るサービスも。まさに《都をどり》。


らくごの玉手箱


 新作のサゲについて。(以下、ネタバレ)

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喬介の落語しま~す!! 笑福亭喬介勉強会

2009/9/13 @Galerie Tzigane

  • 笑福亭喬介 「桃太郎」
  • 笑福亭喬介 「つる」
  • 桂ぽんぽ娘 「宗論」
    ―― 中入り ――
  • 笑福亭喬介 「佐々木裁き」

※ 第 1 回


 喬介初の勉強会は、キャパ 20 くらいのカフェに 15 人。開演前から喬介本人が観客と雑談を交わすなど、ゆるゆるとした雰囲気。

 喬介は自分の会と云うことで、マクラいろいろ。なかなかおもしろい。「つる」と《お楽しみ》の 2 席の予定だったが、「最近覚えたんですが、演っていいですか?」と「桃太郎」から。桂三風に付けてもらったそうで、繁昌亭用にコンパクトな構成。
 つづけて「好きなネタです」と「つる」を。喜六(的男)がニンに合ってる感じ。
 中入りを挟んで、この日が 3 度目だと云う「佐々木裁き」。こちらは師匠の笑福亭三喬に付けてもらったようで、構成はそのままながら、まだまだカミカミ。

 ゲストのぽんぽ娘は、よく耳にする話に文福一門や大須演芸場の実体験を交え、マクラたっぷり。「宗論」は構成に工夫が感じられるも、ネタが入りきってないのか全体に流れが悪い印象。


 次回は 12 月 6 日(日)。

Galerie Tzigane

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南湖だんご 旭堂南湖話術研究会

2009/9/11 @上方亭 (ワッハ上方 小演芸場)

  • 旭堂南湖 「黒田節の由来」
  • 旭堂南湖 『名医伝 藪井玄意』より「玄意と天王寺屋」
    ―― 中入り ――
  • 旭堂南湖 『赤穂義士銘々伝』より「大石内蔵助」

※ 46


 ツ離レ。継続は力なり。
 たっぷり 3 席。


正直南湖

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キッチョウイチモンカイ

2009/9/10 @天満天神繁昌亭

  • 桂あさ吉 「書割盗人」
  • 桂吉弥 「ふぐ鍋」
  • 桂吉坊 「七度狐(上)」
  • 桂佐ん吉 「七度狐(下)」
    ―― 中入り ――
  • 桂よね吉 「青菜(上)」
  • 桂しん吉 「青菜(下)」
  • 桂吉の丞 「がまの油」
  • 吉弥・しん吉 《解説》
  • 吉朝一門・大川貴子 《長唄「雨の五郎」》


 超満員御礼札止。

 全員が落語で出るために、吉坊の「七度狐」のサゲ「大根やった」を佐ん吉が、よね吉の「青菜」のサゲ「弁慶」をしん吉が。一門ならではの遊び。
 中入り後は一門と大川貴子(三味線)で長唄「雨の五郎」。佐ん吉の舞踊が堂々としたたたずまい。

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繁昌亭 銀の花瓶に菊之情

2009/9/9 @天満天神繁昌亭

  • 桂そうば 「時うどん」
  • 古今亭菊之丞 「町内の若い衆」
  • 笑福亭銀瓶 「寝床」
    ―― 中入り ――
  • 笑福亭銀瓶 「阿弥陀池」
  • 古今亭菊之丞 「唐茄子屋政談」

※ 第 2 回


 1 階も 2 階も 9 割方埋まった感じ。

 銀瓶と菊之丞、それぞれ味が違って良い取り合わせ。銀瓶の「寝床」の旦那が独特のキャラクターで好感触。菊之丞の「唐茄子屋政談」はたっぷり。満足度高し。


笑福亭銀瓶の出演情報
古今亭菊之丞さいと

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繁昌亭夜席 彦八まつり、あとの祭り

2009/9/7 @天満天神繁昌亭

  • 林家染太 「コギャルばあちゃん」(作:染太)
  • 笑福亭生喬 「青空散髪」
  • 月亭遊方 「たとえばこんな誕生日」(作:遊方)
  • 桂坊枝 「がまの油」
    ―― 中入り ――
  • 《トークショー&抽選会》
  • 笑福亭仁智 「恐怖の民宿 百物語」(作:仁智)

天満天神繁昌亭

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彦八まつり 奉納落語会

2009/9/6 @生國魂神社・参集殿

【昼の部:ちょいワルオヤジ落語会】

  • 月亭遊方 「GORO」(作:月亭遊方)
  • 内海英華 《女道楽》
  • 桂きん枝 《漫談》
    ―― 中入り ――
  • 《座談会》
  • 月亭八方 「鉄砲勇助」

【夜の部:噺家ザ・ムービー大上映会】

  • 『噺家王アルカリキッド』(弁士:桂雀三郎)
  • 『噺家王アルカリキッド 2』(弁士:桂あやめ)
  • 『あなたのためならどこまでも』(監督:桂あやめ)

※ 第 19 回/楽日

彦八まつり
あやめの彦八まつりへの道!

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彦八まつり 奉納落語会

2009/9/5 @生國魂神社・参集殿

【昼の部:僕たち還暦落語会】

  • 《還暦ロックンロール・ショー》
  • 桂雀太 「涼み台」
  • 露の慎悟 「阿弥陀池」
  • 笑福亭福笑 《当世彦八祭露店事情》
    ―― 中入り ――
  • 桂雀三郎 「ちしゃ医者」
  • 林家染丸 「癪の合薬」

【夜の部:アラフォー女の会】

  • 笑福亭笑子 「道具屋」
  • 春野恵子 「天狗の女房」(曲師:一風亭初月)
  • 桂三扇 「君よモーツァルトを聴け」(作:桂三枝)
    ―― 中入り ――
  • 《座談会》
  • 大西ユカリ 《歌謡ショー》
  • 桂あやめ 「わたしはおじさんにならない」(作:桂あやめ)

※ 第 19 回/初日

彦八まつり
あやめの彦八まつりへの道!

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柳家小三治独演会

2009/9/3 @アートピアホール

  • 柳家三之助 「道灌」
  • 柳家小三治 「死神」

※ 第 7 回

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繁昌亭夜席 繁昌亭各賞受賞者の会

2009/9/2 @天満天神繁昌亭

  • 笑福亭呂竹 「寄合酒」
  • 笑福亭たま 「青菜」
  • 笑福亭銀瓶 「書割盗人」
  • 月亭遊方 「怪奇ホテル・オソレミオ」(作:月亭遊方)
    ―― 中入り ――
  • 桂文華 「堀川」
  • 笑福亭三喬 「べかこ」

※ 第 1 回

天満天神繁昌亭

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