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東西落語名人選

2009/9/19 @神戸文化ホール 中ホール

【昼の部】

  • 三遊亭兼好 「看板の一」
  • 笑福亭松喬 「牛ほめ」
  • 柳家小三治 「千早振る」
  • 桂春團治 「代書屋」
    ―― 中入り ――
  • 月亭八方 「算段の平兵衛」
  • 桂歌丸 「藁人形」

【夜の部】

  • 三遊亭兼好 「元犬」
  • 月亭八方 「質屋芝居」
  • 桂歌丸 「城木屋」
  • 桂春團治 「皿屋敷」
    ―― 中入り ――
  • 笑福亭松喬 「はてなの茶碗」
  • 柳家小三治 「禁酒番屋」

※ 第 35 回


 1 階席が 4,800 円、2 階席でも 3,800 円と、やや高めの会。夜は若干余裕もあったが、昼夜ともまずまずの大入り。

 昼夜とも開口一番の兼好は、いつもの毒気を含んだ軽口で会場をゆるめる。「看板の一」も「元犬」も兼好では初めてだったが、どちらも手堅い印象。「元犬」のサゲ「お前さん、昔からそんなにおもしろかったのかい?」「さっきまで頭も白かった」は初めて聴く型。

 松喬は、昼は早い位置で軽めの「牛ほめ」を抜群の安定感で。ベテランの前座ネタは(学校公演なんかでは演られるだろうが)普段なかなか聴けないだけに貴重かも。
 夜は中トリ後に「はてなの茶碗」をたっぷり。米朝一門の印象が強いネタだが、茶金の納まった雰囲気がぴったり。

 八方は昼夜ともたっぷりのネタ。昼の「算段の平兵衛」は何度か観ているが、平兵衛がお花と夫婦になるくだりや隣村の盆踊りの場面など、細部の描写が追加されてヴァージョンアップした感じ。
 夜の「質屋芝居」は八方では初めて。芝居の台詞や所作にぎこちなさが感じられるも、場面の切り返しのタイミングはさすがで、演ってる八方本人がなんともたのしそう。

 昼夜とも中トリの春團治は「代書屋」と「皿屋敷」を。要所々々で間を取り、表情で魅せる。持ち時間の都合で端折ってる場面もあるようだが、どうもそれ以外にちょこちょこと抜けが‥‥。

 歌丸は昼夜とも初めて聴くネタ。昼はトリで「藁人形」、夜は中トリ前に「城木屋」。いずれも地噺で、歌丸の語り口に合った感じ。

 お目当ての小三治、昼は中トリ前に一昨年のお詫びから。昼夜とも唱歌“青葉の笛”を歌い、それにまつわる話で終わったことについて「ひどい暑さだったんでしょうねぇ」。「千早振る」は、どこがどうと云うことはないのにおかしみがにじみ出てくる感じ。
 夜はゆるゆるとした導入から皮膚科に行った話につながって、マクラたっぷり。「禁酒番屋」は、番屋の侍の酔態が適度なユルさとクドさでおもしろい。最後のエグい場面はサラッとやり過ごす感じ。


神戸文化ホール

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