大正泉尾寄席
2009/10/27 @大正産業会館
- 露の雅 「ん廻し」
- 笑福亭たま 「時うどん」
- 桂文三 「替り目」
- 露の都 「初天神」
※ 第 1 回
大正工業会 主催の会で、観客は入会企業の関係者が多かったような印象。120 席ほど用意した会場に 7 割ほどの入り。
雅は初めて。おでん種の《竹輪麩》を《竹輪部》と思ってたって話から、言葉にまつわるネタで「ん廻し」を。きっちり稽古どおりの印象。《ん》にアクセントを付けてわかりやすく工夫。
たまはマイクをオフにしてから、マクラで都のエピソード(いわゆる「裏みやこ噺」)とショート落語ベスト。「このポジションは笑わさないと」と、自らハードルを上げて「時うどん」を。その丼にどんだけうどん入ってんねんって食べっぷりと過剰なアクションがおもしろい。
文三は自己紹介的な軽いマクラから「替り目」を。酔っ払いの亭主がより陽気な印象。女房がまだ酒の肴を買いに行ってなかったとわかるところまで。
主任の都はいつものおばちゃんトーク(いわゆる「みやこ噺」)をたっぷり。無軌道っぷりがたのしい。
「落後しますよ」と「初天神」を。いきなり間違えて演り直したりもあったが、いつもながら息子のキャラがぴったり。もうちょっとゆっくりしゃべればグッと良くなりそう。
会場が広めで観客密度が低く、笑いがはじけなかった印象だが、これで 500 円はお値打ち。第 2 回の予定はまったくの白紙だそうだが、果たして‥‥。
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