繁昌亭昼席
2009/11/6 @天満天神繁昌亭
【桂春蝶襲名披露興行】
- 森乃石松 「動物園」
- 桂吉弥 「時うどん」
- 桂春雨 「稽古屋」
- 笑福亭笑子 《腹話術》
- 桂春若 「禍は下」
- 桂春團治 「いかけ屋」
―― 中入り ―― - 《桂春蝶襲名披露口上》
- 柳家花緑 「長短」
- 桂春之輔 「まめだ」
- 桂春蝶 「山内一豊と千代」
※ 第 163 週
石松の「動物園」は母親が気持ち悪い。が、そこがなんともおもしろい。
春蝶と同期の吉弥は、金魚と氷の売り声から「時うどん」(ひとりヴァージョン)。濃いめの味付けながら、さすがに安定感抜群。
春雨は下座の女房を紹介してから「稽古屋」へと、おなじみの展開。
笑子の腹話術はマイケル・ハックション君と。技術的にはかなりスゴいと思うが、客のつかみ方とネタの構成次第でもっと笑いが大きくなりそう。
春若はネタ選びに関するダメ出しから、演り手の少ない「禍は下」を。
春團治の「いかけ屋」は久しぶり。「とらとやな、おったぁん」がかわいい。
口上は、下手側より司会の春若、春團治、春蝶、花緑、春之輔。春團治は実父の名を継いだ自身の経験から「これからはイバラの道を歩むことになる」。花緑は春蝶と初対面で、それでもエールを。春之輔は先代のエピソードを。
春若のムチャ振りで、花緑の音頭で大阪締め。
花緑の「長短」は性格の差がクッキリ。短気な男が小気味良い。
春之輔は《化ける》タヌキの出る「まめだ」。
トリの春蝶は「山内一豊と千代」。以前に観たときも思ったが、やはり旭堂南海に稽古を付けてもらったそう。
全体に賑々しい雰囲気。ただ、主役の春蝶そっちのけで春團治や花緑に「待ってました!」「たっぷり!」と声を掛けるのはどうか。気持ちはわからんでもないが‥‥。
| 固定リンク
コメント
山葵さんもおいでだったのですね。
素晴らしいメンバーなのに、拙いお茶子でお目汚し致しました。
花緑師匠は楽屋に入って来られる前
姿は見えないのに
暖簾の向こう側の声だけで
オ―ラが放たれてましたよ。
一気にファンになりました。
投稿: 桃葉 | 2009.11.09 11:06
■ 桃葉 さん
毎度お茶子さん、お疲れさまです。:o)
楽屋の様子をうかがえるのもお茶子さんの特権ですね。
投稿: わさび | 2009.11.10 23:22