« 第一回 上方落語まつり in ミナミ 二世の会 | トップページ | 加川良 - Private Kagawa Ryo 2010 »

第一回 上方落語まつり in ミナミ グランドフィナーレ

2010/4/30 @大阪松竹座

  • 笑福亭銀瓶 「阿弥陀池」
  • 桂都丸 「替り目」
  • 桂南光 「義眼」
  • 桂三枝 「背なで老いてる唐獅子牡丹」(作:桂三枝)
    ―― 中入り ――
  • 《口上》
  • 月亭八方 「始末の極意」
  • 桂春團治 「野崎詣り」
  • 《グランドフィナーレ》


 前売り完売で大入り。席は 1 階後方。これで 6,000 円は‥‥。

 銀瓶は宣伝隊《上方落語ボーイズ》についてボヤいてから「阿弥陀池」を。持ち時間の都合で、喜六(的男)が引っかけに行く 1 件目でサゲ。

 都丸は酒飲みの小咄から「替り目」へ。そつなくきっちり、それでいて都丸味たっぷり。

 南光はマクラから自在に観客をコントロールして「義眼」を。バカバカしいネタをコンパクトに。

 三枝は「吉本の芸人が松竹座の舞台に上がれるのは夢のよう」と感慨深げ。楽屋の平均年齢が高いって話から「背なで老いてる唐獅子牡丹」をたっぷり。

 中入りを挟んでの口上は、下手側より司会の桂文三、笑福亭松喬、桂春之輔、桂春團治、桂米朝、桂三枝、月亭八方。米朝は最初から椅子に座って。口上は、春團治、米朝、松喬、八方、春之輔、三枝の順に。春團治はきっちり、米朝はボケ。こんな場での八方は抜群で、感慨深さを大げさに。

 八方は仕分けネタから「始末の極意」を短めに。

 トリの春團治は季節ネタの「野崎詣り」を雰囲気たっぷりに。

 最後に出演者を始め、楽屋にきていた噺家も舞台にならんでグランドフィナーレ。銀瓶の誘導で、大阪締めの音頭を米朝が。

 全体に落語があっさりで、口上のためだけの会との印象。これで 6,000 円は‥‥。


上方落語まつり in ミナミ


 総括と云うのもおこがましいが、気になった点を。

番組に特色がない
 ワッハホールや大丸心斎橋劇場の会はどれも《値段が倍になった『島之内寄席』》との印象で、気になる出演者がいてもまったく食指が動かなかった。どの会もできるだけ各事務所の噺家が均等になるよう配した結果と思われるが、番組の工夫が必要だろう。『大銀座落語祭』と云う見本があるんだから、少し研究すればわかりそうなもんだが‥‥。

スタッフが無駄に多い
 とくに動楽亭や TORII HALL で、開場前に整列させるわけでもなく、開場してしまえばさほど仕事もなく、それなのに 5 人も 6 人もスタッフが必要なのか、はなはだ疑問。その人件費をもっと他のことに使えたんではないか?

まつり感が希薄
 動楽亭や雀のおやどは会場が離れてることもあり、まつりとしての盛り上がりに欠けた印象。若手があぶれてるんだから、心斎橋筋のイベントスペースで手頃な会を催したり、『大銀座落語祭』みたいにうちわを配ったり幟を立てたり、ミナミの町の一体感が必要だったのでは?

 『大銀座落語祭』とは趣旨が違うのだろうが、やるからには前例をもう少し研究すべきだろう。

|

« 第一回 上方落語まつり in ミナミ 二世の会 | トップページ | 加川良 - Private Kagawa Ryo 2010 »

コメント

こんにちは。
全く行かなかった僕が言うのもなんですが、
正直、行きたいなぁと思う会が全然なかったです。
内容的には普段とさほど変わらないのに料金だけが高いとか、
朝・昼・夕方の開演時間が近くてハシゴしにくいとか・・
レッスンルーム・上方亭・∞ホールなどももっと活用できたやろうに。
今回は「落語ファンは置いといて新規の客がメインか」と思いました。
そこらがプロダクション主導の催し物っちゅうやつでしょうか。
今後もやるかどうかわかりませんが、どう変化するのかは見物ですね。

投稿: 鯛のタイ | 2010.05.12 12:47

■ 鯛のタイ さん
たしかに値段は高かったですね。
吉本の仕切りですから、強気の値段になったんじゃないでしょうか。
会場に関しては、精華小劇場や法善寺寄席やパークスホールなんかもありますし、心斎橋には映画館やライヴハウスもあるんですから、いろいろできると思うんですけどねぇ。
まぁ第 1 回と云うことで、やりやすいところから手を付けたってところでしょう。
来年に期待です。

投稿: わさび | 2010.05.13 00:38

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/24187/48228448

この記事へのトラックバック一覧です: 第一回 上方落語まつり in ミナミ グランドフィナーレ:

« 第一回 上方落語まつり in ミナミ 二世の会 | トップページ | 加川良 - Private Kagawa Ryo 2010 »