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笑福亭たまの脱構築落語会

2010/6/27 @ワッハホール

  • 桂さん都 「代脈」
  • 笑福亭たま 「僕と彼女と教頭先生」(作:笑福亭たま)
    ―― 長崎さわぎ ――
  • 笑福亭たま 「船弁慶」
    ―― 中入り ――
  • 柳家三三 「釜泥」
  • 笑福亭たま 「手術室(仮)」(作:笑福亭たま)
  • 笑福亭たま 「軒付け」


 ゲストの効果か、会場の 3 分の 2 ほどが埋まった感じに。たま主催のワッハホールの会では一番の大入り。

 さん都が登場するなり客席で防犯ブザーがけたたましく鳴り出すと云う、いきなりのハプニング。マクラで師匠の都丸が塩鯛を襲名すると同時に一門も名前が変わる話。兄弟子の都んぼが継ぐ米紫は先代の塩鯛の前名で、ゆくゆくは都んぼが塩鯛を継ぐことになるかもしれない。だが、さん都が継ぐ鯛蔵の先代は後に祈祷師になったそうな。
 「代脈」は、若先生のキャラがさん都のニンに合っててなかなか。

 たまの 1 席目は、マクラで「さん都のエピソードが『すべらない話』でおもしろい」と振ってから、さん都を呼び出して話させる。落語はできたてでおそらく口演 2 回目の「僕と彼女と教頭先生」。女子高生と教師との恋愛噺で、エロス&バイオレンスな展開。とくにバイオレンスな場面がキツく、笑いに転化するには大胆な改訂が必要かも。

 たまの 2 席目は、楽屋話をマクラに「船弁慶」を。こちらはたま版でかなり固まっているが、それだけに流したような印象。それでも雷のお松の勢いはすさまじく、終盤のたたみ掛けは圧巻。

 中入りを挟んで、ゲストの三三。ゆるゆるとしたマクラで客席を自分の空気に変えてから「釜泥」を。ネタは寄席サイズでまとまってるだけに安定感抜群。

 たまの 3 席目は、できたてで短い新作と、まとめきれなかった「軒付け」を。
 まずはできたての新作で、「外科医と妻と患者」な噺。「鷺とり」の「これがホンマのサギやがなぁ~」レベルのオチあり。その後の展開も検討中だそう。
 つづけて「軒付け」を。師匠の福笑のギャグをすべて取り去って自分で新たに考え直したが、当日までに間に合わなかったとのこと。


 ワッハホールでの会にしては勉強会的な色合いが濃く、もともと《初心者でもたのしめる会》と設定していたことを考えるとたまの高座は消化不良な印象。新作派と云う印象が強いので新作を入れるのは問題ないだろうが、三三目当ての観客にアピールできるよう、新作も古典もある程度手堅いネタを持ってくるべきだったかも。


らくごの玉手箱

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