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新進落語家競演会

2011/1/17 @天満天神繁昌亭

【第 48 回 なにわ芸術祭新人賞選出】

  • 《オープニング》
  • 笑福亭智之介 「桃太郎」
  • 笑福亭由瓶 「阿弥陀池」
  • 林家卯三郎 「ふぐ鍋」
  • 桂三弥 「くもんもん式学習塾」(作:桂三枝)
  • 桂ひろば 「てれすこ」
    ―― 中入り ――
  • 桂ちょうば 「時うどん」
  • 桂しん吉 「かぜうどん」
  • 笑福亭たま 「憧れの人間国宝」(作:笑福亭たま)
  • 《クロージング》

※ 第 16 回


 入場整理券の応募は 10 倍だったそう。満席の会場は昼席のような客層。

 桂三風の司会で出演順決め。引いたくじの番号順に好きな場所を選ぶ方式で、1 番を引いたたまがトリを、2 番を引いたしん吉がトリ前を選ぶ。最後に残ったのは、やはりトップ。
 出演者の持ち時間は 12 分。

 智之介の「桃太郎」はあちこちに独自の工夫がみられ、難しいポジションながら予想外にウケる。

 由瓶はマクラで強引に独自路線に引き込んでから、コンパクトにまとめた「阿弥陀池」を。是が非でも笑わせると云う強烈な意気込みでグイグイ引っ張る。

 卯三郎は対照的にほんわかした雰囲気で林家の御家芸「ふぐ鍋」を。

 三弥の「くもんもん式学習塾」は、ネタの持つ強さで笑いは起こるも、聴き取りづらい場面が散見され、笑いが連鎖しない。もったいない。

 ひろばは「ただめずらしいだけで、おもしろくない噺」と断わってから「てれすこ」を。地噺主体のネタで、たのしめるかは噺家の力量に左右されそう。

 中入り後のちょうばは、おなじみの「時うどん」を。喜六のキャラがかわいく、登場人物の色分けも明瞭で、とにかくたのしい雰囲気満点。

 しん吉はネタが付くことを断わってから「かぜうどん」へ。持ち時間に合わせてコンパクトにまとめ、先の「時うどん」を掴み込んで笑いにつなげたり、ある意味オイシい。ネタ自体の難しさ(師匠の桂吉朝の上手さ)を再確認。

 たまはショート落語ベストで新作の空気にしてから「憧れの人間国宝」へ。昼席でも掛けてて自信があったのか、とくに前半の通訳シーンはかなりのウケ具合。ただ、持ち時間に詰め込みすぎな印象。

 最後に審査員の講評。審査員は以下の 4 名。

  • 伊藤雄三 (毎日放送ゼネラルプロデューサー、前大阪府立上方演芸資料館館長)
  • 金森三夫 (産経新聞社文化部)
  • 河内厚郎 (演劇評論家、「関西文学」編集長)
  • 水戸徹 (関西テレビ放送プロデューサー)

 審査結果の発表は 1 月 18 日の産経新聞紙上にて。新人賞、奨励賞が選出される。

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