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天神寄席

2011/2/25 @天満天神繁昌亭

【梅酒でも酔う下戸の会】

  • 笑福亭松五 「寄合酒」
  • 桂文三 「替り目」
  • 月亭遊方 「たとえばこんな誕生日」(作:月亭遊方)
  • 桂文昇 「餅屋問答」
    ―― 中入り ――
  • 《座談会:あの酒飲みのここが嫌!》
  • 露の都 「眼鏡屋盗人」
  • 笑福亭三喬 「禁酒関所」

※ 第 50 回


 サブタイトルどおり、下戸の噺家による番組。

 松五、文三、トリの三喬は酔っぱらいの噺だったが、どうせなら全員酔っぱらいの噺をした方が企画・特集として良かったかも。そうなると都はキツいかもしれないが。ここらがプロデューサー不在のツラいところ。

 座談会はイニシャルトーク(?)で噺家の酔態暴露大会。ここの枠をもっと拡大してほしかったと云うのが正直なところ。

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出没!ラクゴリラ

2011/2/23 @太融寺 本坊

  • 《記念口上》
  • 桂そうば 「鉄砲勇助」
  • 桂文三 「不精の代参」
  • 桂こごろう 「黄金の大黒」
    ―― 中入り ――
  • 笑福亭生喬 「平の陰」
  • 林家花丸 「蔵丁稚」
  • 《わいわい抽選会》

※ 第 90 回


 10 回毎の記念興行と云うこともあって、結構な入り。
 最初に口上、最後に抽選会と、お祭り的な興行に。


出没!ラクゴリラ

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さん喬・喬太郎 親子会

2011/2/22 @割烹旅館 亀屋

  • 柳家喬太郎 「たいこ腹」
  • 柳家さん喬 「棒鱈」
    ―― 中入り ――
  • 柳家喬太郎 「ほんとのこというと」(作:柳家喬太郎)
  • 柳家さん喬 「井戸の茶碗」

※ 夜の部


 キャパ 100 の座敷でこの組み合わせを観られるしあわせ。ただ、さすがに満員で、この日は詰め込み具合が半端ない。

 巧者の師弟の高座をたっぷり堪能。

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深脳落語会 NIGHT HEAD

2011/2/19 @天満天神繁昌亭

  • 笑福亭喬介 「つる」
  • 笑福亭たま 「代書屋」
  • 旭堂南海 「山内一豊と千代」
    ―― 長崎さわぎ ――
  • 笑福亭たま 《ショート落語》
  • 笑福亭たま 「皇潤」(作:笑福亭たま)


 約 50 人。

 たまの新作は、26 歳の男が皇潤を打つと堀北真希そっくりになる 86 歳のおばあさんと結婚する噺。エロ度が高い。


笑福亭たまオフィシャルホームページ

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東京マンスリー

2011/2/19 @らくごカフェ

【長講十二席 その 2】

  • 古今亭菊志ん 「文七元結」
    ―― 中入り ――
  • 古今亭菊志ん 「羽織の遊び」
  • 古今亭菊志ん 「反対俥」

※ 37 ヶ月目


 キャパ 50 くらいの会場に 40 人ほど。

 菊志んが 3 席。(以前は前座を使ってたそう)
 ネタ下ろしの「文七元結」は教科書どおりの印象。
 逆に「羽織の遊び」は遊びたっぷり。
 「反対俥」はパントマイムで。新たな表現手法への挑戦としてはおもしろい試み。


古今亭菊志んウェブサイト

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鈴本 二月中席 夜の部

2011/2/18 @鈴本演芸場

  • 柳家花どん 「まんじゅうこわい」
  • 林家彦丸 「猿後家」
  • 鏡味仙三郎社中(仙三郎・仙三・仙花) 《太神楽曲芸》
  • 三遊亭歌奴 「一目上がり」
  • 入船亭扇辰 「紋三郎稲荷」
  • すず風にゃん子・金魚 《漫才》
  • 橘家文左衛門 「桃太郎」
  • 柳家三三 「岸柳島」
    ―― 中入り ――
  • 柳家小菊 《粋曲》
  • 蜃気楼龍玉 「子ほめ」
  • 三増紋之助 《曲独楽》
  • 春風亭百栄 「弟子の強飯」(作:春風亭百栄)


 最終的に 8 割くらいの入り。

 若手真打ち中心の番組で、それぞれ短いながらも個性を発揮した高座。

 トリの百栄は入門の経緯をマクラに「弟子の強飯」へ。かなりおもしろい。バラしたときのインパクトを最後まで持続させるところが巧者。
 口演を終えて、使った手拭いを丸めて客席へ放り込む粋な演出。


鈴本演芸場

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月亭遊方・林家染弥の蔵出し!うちわ話

2011/2/17 @お江戸上野広小路亭

  • 遊方・染弥 《ごあいさつ》
  • 林家染弥 「時うどん」
  • 月亭遊方 「GORO」(作:月亭遊方)
  • 遊方・染弥 《うちわ話》


 『蔵出し!うちわ話』初の東京公演は 50 人くらいの入りでほぼ満席。上方の噺家によるトークがメインの会としては、想像以上に入った印象。

 両人によるごあいさつもそこそこに、まずは落語コーナー。
 染弥はマクラで東京での関西人の居所のなさで笑わせ、「時うどん」を小気味良く、最後は大損。
 遊方は「着替える時間がもったいない」と普段着で登場し、短いながらも関西人らしさが色濃い「GORO」をテンション高く。東京向けのギャグのウケも上々。

 本命のトーク&小芝居コーナーは、いきなり《すべったときの云い訳》小芝居連発から。進行したい染弥と、とにかくネタを披露したい遊方と云った風で、女性ネタで時に引かせる場面があるも、それでもガッチリ笑いに。
 大いに盛り上がるも 75 分ほどでタイムアップ。

 次回、東京で開催されるときは、大阪同様、落語はなくなってるかも。


遊方 FOR YOU!
林家染弥は今夜も HAPPY

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真冬の快楽亭ブラック毒演会

2011/2/13 @徳徳亭

  • 快楽亭ブラック 「一眼国」
  • 快楽亭ブラック 「万金丹」
    ―― 中入り ――
  • 快楽亭ブラック 「お若伊之助」
  • 快楽亭ブラック 「味噌蔵」


 30 人ほど。

 「万金丹」は上方の「鳥屋坊主」。三遊亭圓朝・作の「お若伊之助」が拾いもの。


快楽亭ブラックの出直しブログ

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DEBBIE GIBSON - Live In Japan

2011/2/10 @Billboard Live OSAKA


 初めて Billboard Live OSAKA へ。Blue Note OSAKA がハービス PLAZA ENT に移転し、そこが Billboard Live OSAKA に変わったよう。以前の BNO より広くなった印象。
 チケットの手配が遅れて遅い整理番号だったが、たまたま前方の席が空いてて、ほぼ中央の 2 列目のテーブルに。
 予約時に整理番号が発行されるようになったため、ならぶ必要がなくなったのは助かる。BNO から BLO になってもスタッフが多く、客への応対に余裕があるのは以前と同様。その分、チャージ(入場料)は高い。基本的に飲食店なんで 1 オーダー制。


 ほぼ定刻にショウがスタート。デビー・ギブソンは超ミニのワンピースドレスにジャケットを羽織って登場。その後、お色直しは 2 回で、いずれも短めのシャツにスパッツ。ビジュアル面の劣化は年相応、歌声はあいかわらず‥‥ってとこがスゴい。
 セットはアルバム『MS. VOCALIST』の曲とを中心に、自身のヒット曲も。デビーは狭いステージを左右に動きながら、独特のアクションも織り交ぜ、ときには客席の間を練り歩きながらのサービスも。

 間近でショウを堪能でき、内容的には大満足。ただ、時間が約 70 分と短かい割に、チャージ + ビール 1 杯で 9 千円オーバーって料金がどうも‥‥。


DEBORAH GIBSON

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月亭遊方・春風亭百栄のまたたび~と

2011/2/9 @天満天神繁昌亭

  • 遊方・百栄 《じゃれあいっこ》
  • 月亭遊方 「絶叫ドライブ ~彼女を乗せて~」(作:月亭遊方)
  • 春風亭百栄 「桃太郎・後日譚」(作:春風亭百栄)
    ―― 中入り ――
  • 春風亭百栄 「トンビの夫婦」(作:三升家う勝)
  • 月亭遊方 「戦え!サンダーマン」(作:月亭遊方)


 1 階席が 9 割ほど埋まる。サラリーマンの団体が入って、普段と違った雰囲気。

 オープニングの対談コーナーで、客層の違いに遊方があきらかに動揺している様子。百栄は寄席で慣れてるのか、さほどでもない風。

 動揺を引きずってか、遊方の 1 席目「絶叫ドライブ ~彼女を乗せて~」はキレが感じられない。2 席目の「戦え!サンダーマン」はツボで笑いが起こってからはそこそこ盛り返したが、笑いが連鎖しない。

 百栄はネタ出ししていた「天使と悪魔」を取り止めたのはどうかと思ったが、「桃太郎・後日譚」「トンビの夫婦」の 2 席はいずれも強烈なインパクト。気になる噺家に。


遊方 FOR YOU!
nori-nori KINGDOM

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上新庄えきまえ寄席

2011/2/7 @春日神社 集会所

【第 3 回 桂三幸の三幸にしてください!! 三幸・たま 二人会】

  • 桂福丸 「転失気」
  • 桂三幸 「くもんもん式学習塾」(作:桂三枝)
  • 笑福亭たま 「池田の猪買い」
    ―― 中入り ――
  • 桂三金 「尻餅」
  • 笑福亭たま 「カケ酒」(作:たまよね)
  • 桂三幸 「ロボ G」(作:桂三枝)
  • 《質問コーナー》

※ 第 316 回


 チラシのセンスに脱帽。京大卒の 2 人を迎えての会は約 30 人の入り。サプライズゲストに三金。

 たまは「池田の猪買い」が好印象。「カケ酒」は徐々に進化。

 三幸は諸般の事情で桂三枝作品を 2 席。「くもんもん式学習塾」「ロボ G」いずれも軽妙。

 最後に唐突に出演者を呼び出して質問コーナー。グダグダな感じに。

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笑福亭福笑一門会

2011/2/5 @天満天神繁昌亭

【たった二人の一門会】

  • 笑福亭たま 「山寺瓢吉」(作:笑福亭福笑)
  • 笑福亭福笑 「幽霊狂詩曲」(作:笑福亭福笑)
    ―― 中入り ――
  • 笑福亭たま 「初天神」
  • 笑福亭福笑 「口入屋」

※ Vol. 5


 濃厚 4 席。

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繁昌亭昼席

2011/2/5 @天満天神繁昌亭

【都丸改メ塩鯛襲名披露特別興行】

  • 桂そうば 「手水廻し」
  • 桂ちょうば 「ぜんざい公社」
  • 桂米左 「禁酒番屋」
  • 牧伸二 《ウクレレ漫談》
  • 露の都 「金明竹」
  • 桂春團治 「親子茶屋」
    ―― 中入り ――
  • 《襲名披露口上》
  • 桂雀松 「たいこ腹」
  • 桂春之輔 「まめだ」
  • 桂塩鯛 「天狗裁き」

※ 第 228 週


 塩鯛の襲名披露興行と云うことで米朝一門中心の番組になっており、全体に手堅い印象。そんななか、久しぶりに春團治の「親子茶屋」を観られてラッキー。

 口上は下手側より、司会の米左、雀松、春之輔、塩鯛、春團治、都。それぞれの口上のあと、最後はめずらしく春團治の音頭で大阪締め。

天満天神繁昌亭

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創作落語の会

2011/2/4 @天満天神繁昌亭

  • 林家笑丸 「カルチャースクール」
  • 桂三風 「たまり場」
  • 桂あやめ 「妙齢女子の微妙なところ」
  • 笑福亭福笑 「霊媒詐欺」
    ―― 中入り ――
  • 笑福亭仁智 「兄貴の頭」
  • 桂三枝 「親父の演歌」

※ 第 79 回
※ すべて自作ネタ


 秀逸は仁智の「兄貴の頭」。ヅラネタの持つ緊迫感が笑いに。

 三枝の「親父の演歌」はラストの演出が演劇的。暗転して登場した桂文福の司会で三枝が再登場し、自作の演歌を熱唱。大舞台でより効果を発揮しそうな構成。

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徳徳亭連続講談席 南湖十八番

2011/2/3 @徳徳亭

【文化庁芸術祭受賞記念!】

  • 南湖・米紫・坂本 《鼎談》
  • 旭堂南湖 「西行」
  • 桂米紫 「まめだ」
  • 旭堂南湖 「藪井玄意 (三)」
    ―― 中入り ――
  • 坂本頼光 《活動写真》
  • 旭堂南湖 「赤穂義士伝 (三)」

※ 3 日目


 文化庁芸術祭新人賞受賞記念の会 3 日目は、なんとかツ離れ。

 鼎談はもっぱら坂本頼光への質問。節分と云うことで、最後に(小袋に入った柿ピーなどで)豆まき。

 坂本頼光の活弁は、古い無声映画のフィルム(を DVD に落としたもの)を使ったもので、素朴なたのしさ。


講談師・旭堂南湖公式サイト

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徳徳亭連続講談席 南湖十八番

2011/2/2 @徳徳亭

【文化庁芸術祭受賞記念!】

  • 南湖・吉弥・かい枝 《鼎談》
  • 旭堂南湖 「子ほめ」
  • 桂吉弥 「かぜうどん」
    ―― 中入り ――
  • 旭堂南湖 「藪井玄意 (二)」
  • 桂かい枝 「丑三つタクシー」(作:桂かい枝・福ミミ)
  • 旭堂南湖 「赤穂義士伝 (二)」

※ 2 日目


 文化庁芸術祭新人賞受賞記念の会 2 日目は 15 人ほどの入り。

 オープニングの鼎談は、吉弥が場を回す感じでワイワイと。徳徳亭の高座に 3 人ならぶと、さすがにせま苦しい。

 南湖の「子ほめ」は落語のそれではなく、小南湖くんのことを語る親バカ話。ほほえましい一席。


講談師・旭堂南湖公式サイト

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徳徳亭連続講談席 南湖十八番

2011/2/1 @徳徳亭

【文化庁芸術祭受賞記念!】

  • 南湖・歌之助 《対談》
  • 旭堂南湖 「荒大名の茶の湯」
  • 桂歌之助 「片棒」
  • 旭堂南湖 「赤穂義士伝 (一)」
    ―― 中入り ――
  • 旭堂南湖 「藪井玄意 (一)」

※ 1 日目


 文化庁芸術祭新人賞受賞記念として、同賞受賞者をゲストに迎えての 6 日間連続公演。
 入りはツ離れせず、もったいない感じ。

 オープニングのゲストとの対談はいまいちスイングせず。


講談師・旭堂南湖公式サイト

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