YOSHIMOTO DIRECTOR'S 100

2008/6/30 @base よしもと

『ちゃっちゃん』
監督: 月亭八方
脚本: 加藤卓
主演: 中田ボタン
出演: なるみ、北村実優、桂きん枝、若井みどり、海原やすよ、月亭八光、矢野・兵動、ギャロップ、島田一の介、田口れんじ(W コミック)、長田融季(りあるキッズ)、アリスン、月亭八方

『ラストプレゼント』
監督: 田村亮(ロンドンブーツ 1 号 2 号)
脚本: 藤谷弥生、田村亮(ロンドンブーツ 1 号 2 号)
主演: 宮里駿
出演: 島田洋八、小川菜摘、和川未優、安田洋子、宮下浩行、石垣蒼馬、森三中、藤田憲右(トータルテンボス)、田村亮(ロンドンブーツ 1 号 2 号)


 桂あやめ主演の『あなたにできない 3 つのこと…』の情報をチェックしてたら、八方監督作品が目にとまって観に行くことに。
 公開 1 週間前を切ってたのに前売り券の整理番号が 1 番でイヤな予感がしたんですが、約 240 席の会場が私ひとりの貸し切りでした。先週はやっぱり大王効果だったんでしょうか?


 まずは『ちゃっちゃん』。ええ加減に生きてる男が、孫の誕生でガラリと変わる。‥‥
 主役のボタンが地のまんま演ってるようで、居酒屋での八方とのやり取りはいつもながら軽妙。チョイ役のきん枝がまたええ味で、このトリオはホンマに仲が良さそう。後半の、志が大きいんだか小さいんだかの展開も、ボタンの身の丈に合ってておもしろい。兵藤のすべらない話はいらんような‥‥。

 つづいて『ラストプレゼント』。兄の大学受験で中学生の妹と二人部屋にされてしまう高校生の次男。なんとか一人部屋を獲得しようと奮闘する。‥‥
 両親の対応のひどさにはあきれるが、次男の発想のばかばかしさがなんともおかしい。ラストの持って行きようと落とし方はなかなか。妹役の和川未優がかわいいものの、ませガキ役でなんとも複雑‥‥。


 どっちもややゆるめな内容でしたが、ひとりでのんびりたのしめました。7 月 3 日(木)まで。

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YOSHIMOTO DIRECTOR'S 100

2008/6/23 @base よしもと

『あなたにできない 3 つのこと…』
監督: 後藤ひろひと
脚本: 後藤ひろひと
主演: 桂あやめ
出演: ウーイェイよしたか(スマイル)、伊原剛志、後藤ひろひと

『働き孝子の一生』
監督: ほっしゃん。
脚本: はしもとこうじ
主演: 吉田晃代
出演: まんねんよしこ、関好江(ボルサリーノ)、伊藤明賢、武内由紀子、ほっしゃん。、長田拓海、伊集院茉衣


 桂あやめさんの主演作品が上映されると云うことで観に行ってきました。
 base よしもとって初めてだったんですが、キャパ 200 人くらい。そこにお客さんが 20 人くらい。さすがにさびしい入りでしたが、フラットな会場での映画上映なんで少人数の方が助かりました。


 まずは『あなたにできない 3 つのこと…』。ひとり暮らしの中年女性が仕事を終えてアパートに帰ると、見知らぬ男が待っていた。この男が「あなたにできない 3 つのことをしてあげます」と云う。‥‥
 桂あやめの生活に疲れたような気だるい表情がリアル過ぎる。そしてウーイェイよしたかのしゃべりにイラッとさせられる。それでもファンタジックでちょっとええ話は後藤ひろひとらしい。後藤自身もストーリー・テラーとして登場。

 つづいて『働き孝子の一生』。亡くなった母親・孝子の葬式の席で、姉弟が母親の仕事を回顧する。‥‥
 とにかく母親の仕事がナンセンス。観てて気持ち悪くなるようなものも。なのにばかばかしさに苦笑してしまうようなおかしさ。末娘の婿役のほっしゃん。の演技はややクドい。


 後藤ひろひとの方はともかく、ほっしゃん。の方はもっとグダグダかと思ってたんですが、どっちもしっかりした作品に仕上がってました。両作品とも非現実的な内容ながら、日常を切り取ったような構成だったのも、短編映画にフィットしてたのかも。
 どちらも約 30 分で、2 本立て 1 時間が前売り 800 円はお手軽だと思います。21 時半からの上映ですから、会社帰りにちょうど良いです。6 月 26 日(木)まで。

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寝ずの番

 動物園前シネフェスタ 4 にて『寝ずの番』を観てきました。

 中島らもの原作はおもしろく読み、映画の評判も上々、客も結構入ってるってことで、期待大。
 平日のシネフェスタにしてはかなりの入り。30 人以上は入ってたでしょう。月曜だからおっさんばっかりかと思えばさにあらず、おばちゃんもかなり来てはりました。

 で、感想ですが、‥‥うぅ~ん、はじけん。
 ほぼ原作に忠実に映画化されてました。小説だと噺家が話すエピソードを頭の中で想像しながら読み進めることになりますけど、映画だとそのエピソードを映像化してるもんですから、テンポが悪い。
 それと、通夜の席で語られるエピソードを映像化することの無粋さと云うか、噺家がおもしろおかしく昔話を語るところにおもしろさがあるわけで、そこらのバランスは難しいかもしれません。通夜で語るシーンばっかりだと画的に変化がないし。

 落語好きとしては、橋鶴(長門裕之)の「地獄八景亡者戯」、橋次(笹野高史)の「愛宕山」に吉朝スタイルが感じられて感動。吉弥さんが指導されたってことで期待してたんですが、おふたりとも雰囲気が出てて良かったと思います。
 ラストの歌合戦は姉様キングスでおなじみのものもあってなかなか。ただ、堺正章の大阪弁がひどかった。ほかの方々は「ちょっと変かなぁ」ってくらいなんですけど。ここらはもうちょっとがんばってほしかったです。

 どうも映画館で観るよりもお茶の間で気楽に観る方が合ってるようです。それにしては原語がバンバン出てくる R-15 指定なんで、地上波放送は無理でしょうけど。

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特報: 『ジュラシック・パーク』新作始動!

スティーヴン・スピルバーグ監督、来年に『ジュラシック・パーク』続編撮影 (FLiX ムービーサイト)

 待ってました!
 やっぱ恐竜でしょ!

 シリーズ第 3 弾の評判が良くなかったようなんで期待薄かなと思ってたんですが、やっぱりスピルバーグ様々!
 新作は「ジョン・ハモンドの孫、レキシーが主人公」ってことですが、「ジュラシック・パークで大騒ぎ!」みたいな内容にならないことを祈ります。まぁ大丈夫だとは思いますが。

 ピーター・ジャクソン監督の『キング・コング』でも恐竜は出てきてましたが、造形がチといまいちで、しかも使い方がかなりムチャクチャで、恐竜が出てきたこと自体はうれしかったけど、なんとなく残念にも思いました。
 本家『ジュラシック・パーク』なら、最新の学説をもとにリアルな造形が期待できますから、いまから楽しみです!

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シルベスター・スタローン主演《ロッキー》シリーズ新作製作開始

スタローン、本気で『ロッキー 6』を製作開始 - eiga.com [ニュース&噂]

 何年も前から噂されてましたが、シルベスター・スタローン主演の《ロッキー》シリーズの新作制作が発表されたようです。還暦を目前に控えたスタローンが試合のシーンにどう挑むのか、ちょっと注目です。(って、ちょっとかい!)
 で、前々から気になって気になって仕方なかったんですが、記事によるとタイトルは『ロッキー・バルボア』となるようです。

 なんでそんなに気になってたのか?
 それは、アキ・カウリスマキ監督の『ロッキー VI』ってのがすでにあったから。

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映画鑑賞時のトラブル

 映画の劇場鑑賞に、以前は会社帰りに寄れるアポロシネマ 8 をよく利用してたんですが、最近は MOVIX 橿原に行くことが多いです。理由はいくつかあります。

  • 近くに TOHO シネマズ橿原が出来て比較的空いてる
  • 木曜のメンズデイには 1,000 円で観られる
  • ポイントを貯めると無料鑑賞できる
  • 設備はまだまだ新しく、音響設備が充実している

 女性の場合、水曜がレディースデイで 1,000 円になる劇場が多いですが、男性に対して同様のサービスを設定している劇場がなかなかありません。知ってる範囲では、ほかはテアトル梅田くらい。

 で、ぼちぼち落ち着いてきたであろう『スター・ウォーズ エピソード 3/シスの復讐』を MOVIX 橿原で観てきました。ロビーは大勢の子供たちで賑わってました。おそらくお目当てはアニメか『妖怪大戦争』でしょう。
 英語が堪能でなく、それでも大画面で存分に映像を楽しみたかった私は、日本語吹き替え版で鑑賞。さらに空いてたと思います。

 何本かの予告編のあと、いよいよ本編へ。いつものオープニングに期待感が高まります。開始直後から派手な空中戦。音響も回りまくり。こう云う派手な映画はやっぱり劇場鑑賞向きです。
 と、空中戦のさなか突然、音がショボショボに。センター・スピーカー(スクリーン裏のスピーカー)しか鳴ってないようです。この状態がしばらく続き、5 分ほどしたところで係員がチェックしに来た様子。その後、ブチッと音声が途絶えたあと、元に戻りました。

 セリフ自体は聞こえてたんでストーリーが混乱するなどはありませんでしたが、音響トラブルに対するアナウンスなどのフォローもなく、このあたりがちょっと腹立たしく思いました。
 140 分のうちの 5 分くらいのトラブルで、音声が完全に途絶えたわけではありません。ただ、私がわざわざ劇場に行くのは、大画面で観ることと、迫力ある音響を体感することにあるわけで、それが一時的とは云え阻害されたんですから、トラブルに対する謝罪なり損失補填があってしかるべきだと思います。
 たとえばこの劇場の 1 日の売り上げが 140 万円だったとして、そのうちの 5 万円が偽札だったとしたら、そのことを不問に付すでしょうか? 偽札を使おうとする客が「まぁええやん、よぉ似てるし」と云ったら、そのまま受け取るんでしょうか?

 サービス業において、顧客満足度はかなり重要なものだと思います。「安かろう悪かろう」では客はいずれ流れて行ってしまうと思います。

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ジェット・リーの脱出劇

李連傑:荒波から家族をかばい脱出、途中で負傷

 スマトラ沖地震は新潟以上に甚大な被害を及ぼしていますが、モルディブで家族や友人とバカンスを過ごしていたジェット・リーも被害にあったようです。本人は軽傷で済んだようですが、状況が落ち着くまで香港には戻れないでしょうね。

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