東芝が東芝 EMI 全株売却へ、売却益は来期上半期に計上 (ロイター)
東芝:東芝 EMI 株を売却 音楽・映像から撤退へ (毎日新聞)
東芝が東芝 EMI の全持ち株を共同出資の英 EMI に売却する、とのことです。
記事を整理すると、音楽・映像コンテンツ事業と東芝本体の事業との関連性が低下し、音楽・映像事業からの撤退を検討するなかで、英 EMI から全株式売却の提案があり、売却を決定した、となっています。実際には逆(EMI からの打診を受け、事業撤退を決定)なんじゃないかと思います。
音楽関連コンテンツについては、私自身が聴くのは洋楽がほとんどなんで「輸入盤でもなんとかなるわ」ってなもんですが、気になるのが落語関連コンテンツ。とくに米朝一門の CD、DVD 等はほとんどが東芝 EMI から出てますから、従来のコンテンツがいつでも買えるのか、新しいコンテンツが企画・発売されるのか、そこらがかなり気になります。落語部門だけ別会社として切り離しても事業性が低いでしょうし、取り扱いがなくなっても不思議ではありません。
落語のコンテンツが海外で商売になるとは思えませんので、ひょっとすると株式売却前に落語関連部門だけ日本のメーカー(ビクターかキングあたり)に売却されることも考えられます。そこらあたりも含めて、日本人アーティストに対するフォローがどうなるのか、英 EMI が日本での営業をどのようにおこなうのか、今後注目していく必要があると思います。
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